チュートリアル楽譜Andrew Carlins•読むのに約8分

SongscriptionのファイルをMuseScore、Sibelius、Finale、Logicに読み込むには

採譜した曲は、いつも使っているソフトに読み込むと作業を進めやすくなります。楽譜作成ソフトにはMusicXML、DAWにはMIDIを書き出します。MuseScore、Sibelius、Finale、Logic Proで読み込んだあとは、表記やレイアウトを確認してください。

SongscriptionのファイルをMuseScore、Sibelius、Finale、Logicに読み込むには

この記事は、音楽ファイルの形式と書き出しのガイドの一部です。

採譜した曲は、いつも使っているソフトに読み込むと作業を進めやすくなります。パート譜を整えるのはMuseScore、学校で使うのはSibeliusやFinale、曲を制作するのはLogic Proというように、使うソフトはそれぞれです。Songscriptionからは、これらのソフトが読み込める2つの形式で書き出せます。どのソフトにも、1回の読み込み操作で曲を取り込めます。

書き出す形式は、楽譜作成ソフトならMusicXML、DAWならMIDIです。MuseScore、Sibelius、Finale、Logic Proでは、それぞれ次の手順で読み込みます。楽譜を開いたあとは、表記やレイアウトも確認してください。

用途に合う形式で書き出す

Songscriptionで採譜した曲は、どれもPDF、MIDI、MusicXMLで書き出せます。PDFは見た目が固定された画像なので、ほかのソフトで編集するための読み込みには使いません。読み込んだあとに何をしたいかで、残りの2つから選びます。

  • 楽譜作成ソフト(MuseScore、Sibelius、Finale、Dorico)で使うなら、MusicXMLを書き出します。音のタイミングに加えて、楽譜の表記も引き継げます。
  • DAW(Logic、Ableton、FL Studio)で使うなら、MIDIを書き出します。音源のトラックに、編集できる音符データとして読み込めます。
  • Logic Proは両方に対応しています。 音楽制作にはMIDI、楽譜の作成にはMusicXMLを読み込めるので、どちらの作業をするかで選んでください。

形式ごとにどの情報が残るかは、MusicXML・MIDI・PDFの比較ガイドにまとめています。

MuseScoreに読み込む

MuseScoreは無料なので、楽譜作成ソフトをまだ持っていないときに手軽に使えます。SongscriptionからMusicXMLを書き出し、MuseScoreのファイルメニューからファイルを開く操作を選んで、.musicxmlファイルを指定します。通常の楽譜として開いて編集できるので、レイアウトの調整、修正、移調、印刷ができます。Songscriptionから書き出したファイルをMuseScoreに読み込む手順では、開いたあとに少し整えておきたいところも含めて詳しく説明しています。

SibeliusとFinaleに読み込む

SibeliusもFinaleもMusicXMLを読み込めるので、MuseScoreと同じファイルを使います。Sibeliusでは、ファイルメニューの読み込み機能からMusicXMLを選び、書き出したファイルを指定します。Finaleでは、ファイルメニューからMusicXMLを読み込んでください。どちらでも楽譜を開いて編集でき、普段使っている表記のルールに合わせて整えられます。

MusicXMLは共通の規格なので、1つのファイルをこれらのソフトで開けます。MuseScore、Sibelius、FinaleでMusicXMLを開くガイドでも、この使い方を紹介しています。Doricoを使っているなら、そちらでもMusicXMLを読み込めます。

Logic Proに読み込む

音楽制作に使うなら、MIDIを書き出してソフトウェア音源のトラックにドラッグします。Logicのピアノロールに編集できる音符として表示されるので、音色を変えたり、タイミングやベロシティーを調整したりできます。

楽譜を扱うなら、MusicXMLを書き出します。Logicのスコアエディタで読み込むと、楽譜として表示されます。音色やアレンジを作り込むならMIDI、パート譜の表記を整えるならMusicXMLを選んでください。SongscriptionをLogic ProやFL Studioで使うガイドでは、両方のDAWでの使い方を紹介しています。FL StudioはMusicXMLを読み込めないので、MIDIを使います。

読み込んだあとに確認すること

音符はそのまま引き継がれますが、レイアウトには少し手直しが必要です。MusicXMLは音符、リズム、音部記号、調号をしっかり引き継ぎます。ただし、楽譜の組み方のルールはソフトごとに違います。読み込んだときに、音符の間隔、連桁、改ページの位置が変わることがあります。

楽譜をひと通り見て、拍子記号と調号を確認してください。ピアノのパートなら、右手と左手への音の振り分けも確認します。レイアウトは好みに合わせて組み直せます。MIDIには楽譜の表記に関する情報が含まれないため、楽譜作成ソフトに読み込むと、見た目を整える手間が増えます。楽譜を扱う作業にはMusicXMLが向いています。まずファイルを作るには、音声から楽譜に変換する機能に録音を読み込んでください。

よくある質問

SongscriptionのファイルをMuseScoreで開くには?

SongscriptionからMusicXMLを書き出します。MuseScoreでファイルメニューからファイルを開く操作を選び、.musicxmlファイルを指定してください。通常の譜表を使った楽譜として開き、楽譜全体を編集できます。レイアウトを整えたり、必要なところを直したりしてから、印刷やPDFへの書き出しができます。MuseScoreはMusicXMLの読み込みを前提に作られているので、MIDIファイルよりも楽譜の表記を忠実に引き継げます。

SibeliusやFinaleには、どの形式で読み込めばよいですか?

MusicXMLを使います。SibeliusもFinaleもMusicXMLを読み込めます。音のタイミングだけでなく、音符、リズム、音部記号、調号といった楽譜の表記も引き継げる形式です。Sibeliusではファイルメニューの読み込み機能からMusicXMLを選びます。FinaleではファイルメニューからMusicXMLを読み込みます。SongscriptionからMusicXMLを書き出して開けば、使い慣れた楽譜作成ソフトで編集できます。

Songscriptionで採譜した曲をLogic Proに読み込むには?

目的に応じて2通りあります。音楽制作にはMIDIを書き出し、ソフトウェア音源のトラックにドラッグします。Logicのピアノロールに音符が表示され、編集できます。楽譜を扱うならMusicXMLを書き出します。Logic Proのスコアエディタで読み込むと、楽譜として表示されます。音色やタイミングを調整するならMIDI、楽譜の表記を整えるならMusicXMLを使います。

読み込んだあとの楽譜は、元とまったく同じ見た目になりますか?

ほぼ同じ見た目になりますが、細かな違いは出ます。MusicXMLは音符、リズム、音部記号、調号をしっかり引き継ぎます。ただし、楽譜の組み方のルールはソフトごとに違うので、読み込むと音符の間隔、連桁、ページレイアウトが変わることがあります。これは通常の動作で、1分ほどで簡単に整えられます。MIDIには楽譜の表記に関する情報が含まれないため、楽譜作成ソフトにMIDIを読み込むと、見た目の違いがもっと大きくなります。楽譜を扱う作業にはMusicXMLが向いています。

著者について

Andrew Carlins

著者

Andrew Carlins

Songscription共同創業者・CEO

アンドリューは、弾きたい曲の楽譜が見つからないことにうんざりしていた音楽仲間数人と、スタンフォード大学でSongscriptionを共同創業しました。子どもの頃からピアノとバリトンサクソフォンを演奏し、ミュージカルの舞台にも立っていました。もう何年も舞台には立っていませんが、今も腕は鈍っていないつもりです。録音から音を拾って楽譜にすることについて書いています。

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