編曲とは、録音やリードシート、別の楽器用に書かれたパートなどをもとに、演奏する人やグループに合った形へ曲を作り替えることです。音数の多い曲をピアノで弾きやすくしたり、メロディーをフルート用に書き換えたりします。トランペット用に移調して、パート全体を書き直すのも編曲です。
手を加える前に、録音の中の音を正確に書き取る必要があります。この最初の作業に、これまではいちばん手間がかかっていました。編集できる採譜データがあれば、そこから自分の演奏や学習に合わせて編曲を始められます。進め方は、演奏する楽器によって変わります。
自分が権利を持たない曲を編曲すると、その編曲は二次的著作物に当たります。演奏、公開、販売、共有を予定している場合は、事前に権利者の許可を得てください。
目的に合った編曲ガイド
やりたいことに合うガイドを選び、録音のアップロードや楽譜作りへ進めます。
| やりたいこと | 読むガイド | 次にすること |
|---|---|---|
| 曲をピアノ用に編曲する | 曲をピアノ用に編曲する方法 | Songscriptionを無料で試す |
| まず基礎を学ぶ | 初めてのピアノ編曲 | 録音をアップロード |
| すっきりと読みやすい楽譜を書く | ピアノの楽譜の書き方 | Songscriptionを無料で試す |
| 好きな曲を簡単なピアノアレンジにする | 好きな曲をやさしいピアノアレンジにする方法 | 録音をアップロード |
| フルート用に編曲する | 曲をフルート用に編曲する方法 | Songscriptionを無料で試す |
| サックス用に編曲する | 曲をサックス用に編曲する方法 | 録音をアップロード |
| トランペット用に編曲する | 曲をトランペット用に編曲する方法 | Songscriptionを無料で試す |
| ハープ用に編曲する | 曲をハープ用に編曲する方法 | 無料アカウントを作成 |
採譜した楽譜から編曲を始める
どんな編曲でも、まずは曲の中で実際に鳴っている音を確かめます。耳で一つひとつ拾うには時間がかかります。なかなか音が取れず、編曲に入る前に作業が止まってしまうことも多いです。
Songscriptionなら、この書き取りの手間を省けます。録音をアップロードするとAIが音符を書き起こし、編集できる楽譜ができます。PDF、MIDI、MusicXMLで書き出せます。そのままSongscriptionに自動編曲を任せて、たとえば選んだ難易度のピアノアレンジにすることもできます。
自分で編曲するなら、正確に書き取られた音符をもとに、残す音、簡単にするところ、各楽器に任せるフレーズを決めていきます。どちらの方法でも、録音から実際の音を取り出す作業は済んでいます。一晩かけていた作業が、数分で終わります。
ピアノ用に編曲する
多くの編曲者はピアノから始めます。1人でメロディーと伴奏を同時に弾けて、演奏する人に合わせて音の重なりを少なくも多くもできるからです。初めて1曲を編曲するなら、初めてのピアノ編曲で、曲としてまとまりのある響きに仕上げるための工夫を学べます。曲をピアノ用に編曲する方法では、録音から演奏できる楽譜にするまでの流れを説明しています。
ほかの人にも読みやすい楽譜に仕上げたいときは、ピアノの楽譜の書き方が参考になります。下書きの楽譜を、初見でも弾ける楽譜にするための記譜の工夫を扱っています。早く弾ける形にしたいなら、好きな曲をやさしいピアノアレンジにする方法で、録音から楽譜を作り、自分に合う難しさまで音を減らす方法を紹介しています。
フルート、サックス、トランペット、ハープ用に編曲する
単音でメロディーを演奏する楽器では、通常、曲から一つのフレーズを取り出し、その楽器に合った音域とキーに移します。メロディーと伴奏を同時に扱うピアノとは、編曲の進め方が変わります。フルートのように楽譜の音と実音が同じ楽器では、主に音域とフレーズの区切り方を考えます。詳しくは曲をフルート用に編曲する方法で説明しています。
移調楽器では、実音で書かれた楽譜を、その楽器用に移調する必要もあります。サックス用の編曲とトランペット用の編曲では、この移調を中心に取り上げています。ハープでは、ペダルの操作や、両手でどの音を無理なく弾けるかも考えます。曲をハープ用に編曲する方法で、こうした制約に沿った進め方を説明しています。どの楽器でも、先に採譜してフレーズを楽譜にしてから、演奏しやすい音域に移す流れは同じです。
演奏する人に合わせて演奏しやすくする
編曲では、演奏する人が無理なく演奏できる形に整えます。主な方法は、音を減らして簡単にすることと、移調することの二つです。
簡単にするときは、曲らしさを残しながら、音数の多いコードや細かいリズムを整理して読みやすくします。初心者向けに楽譜を簡単にする方法で、具体的なやり方を紹介しています。移調では、曲全体を演奏しやすいキーに移します。シャープやフラットを減らしたり、歌う人が無理なく歌える音域に合わせたりできます。歌の音域に合わせる方法は、声に合わせて曲を移調するで扱っています。採譜した楽譜は編集できるので、どちらも元の楽譜に手を加えるだけで進められます。最初から書き直す必要はありません。
関連ガイド
編曲する楽器や目的ごとに、詳しいガイドをまとめています。
- ピアノ: 曲をピアノ用に編曲する方法、初めてのピアノ編曲、ピアノの楽譜の書き方、好きな曲をやさしいピアノアレンジにする方法
- メロディーを担当する楽器: フルート、サックス、トランペット、ハープ
- ギターと合奏・合唱: ギター、弦楽四重奏、合唱(SATB)
- 演奏しやすくする方法: 初心者向けに楽譜を簡単にする方法、声に合わせて曲を移調する
よくある質問
曲を編曲するとは、どういうことですか?
編曲とは、ある楽器編成のために書かれた曲や録音された曲を、特定の人やグループが演奏できる形に変えることです。残すフレーズを選び、音の重なりを増減させ、キーや音域を決めて、演奏する楽器に合った楽譜にします。録音にある音を一つひとつ書き取る採譜とは、作業が異なります。実際には、先に採譜してから編曲すると進めやすくなります。Songscriptionで録音から編集できる楽譜を作れば、書き取った音をもとに、どこをどう変えるか考えられます。
AIでどんな曲でも編曲できますか?
録音があれば、編曲に向けた作業の多くをAIで進められます。Songscriptionはオーディオを採譜して、編集できる楽譜にします。PDF、MIDI、MusicXMLで書き出せるので、耳で音を探し出す作業を省き、実際の音符をもとに編曲を始められます。時間がかかり、間違いも起きやすい正確な音の書き取りはAIが担当します。何を残すか、どこを簡単にするか、各楽器にどのフレーズを任せるかは、自分で決められます。
元の曲とは違う楽器向けに編曲するには、どうすればよいですか?
まず採譜した楽譜から、その楽器に演奏させたいフレーズを取り出します。次に、無理なく演奏できる音域と、演奏する人に合ったキーに移します。アルトサックスやトランペットなどの移調楽器では、実音のまま書くのではなく、その楽器用に移調したパート譜が必要です。フルート、サックス、トランペット、ハープそれぞれのガイドで、音域と必要な移調について説明しています。
初めて編曲するなら、どの楽器が取り組みやすいですか?
最初はピアノ向けの編曲が取り組みやすいことが多いです。1人でメロディーと伴奏を同時に弾けて、音数も自由に調整できます。多くの編曲者がピアノから始めるのも、そのためです。ここでもピアノの編曲を詳しく取り上げ、初めての編曲から、すっきりと読みやすい楽譜の書き方まで紹介しています。
すぐに始めたいときは、編曲したい曲を1曲選びます。Songscriptionに録音をアップロードして、編曲のもとになる編集可能な楽譜を作れます。自作の曲でない場合は、編曲した曲を演奏したり共有したりする前に、権利者の許可が必要か確認してください。
