ピアノロールがあれば、楽譜を読む代わりに画面を見ながら曲を覚えられます。上にある音ほど高く、時間は右へ進みます。音が来たら、その音に対応する鍵盤を弾きます。楽譜を読んだことがなくても、午後のうちにピアノロールから曲を覚える人が多いのは、この分かりやすさのおかげです。
各セクションのリンクから、詳しいガイドを読めます。
目的別のピアノロールガイド
やりたいことに合わせて、ガイドと次のステップを選べます。
| やりたいこと | ガイド | 次のステップ |
|---|---|---|
| ピアノロールの仕組みを知る | ピアノロールとは | ピアノロールを試す |
| ピアノロールの見方を覚える | ピアノロールの見方 | ピアノロールを試す |
| 曲をもっと早く覚える | AIを使ってピアノの曲を早く覚える | 無料アカウントを作成 |
| 難しいところの再生速度を落とす | ピッチを変えずに曲の再生速度を落とす | 録音をアップロード |
| ピアノロールと楽譜を比べる | ピアノロールと楽譜の違い | 録音から楽譜を作る |
| 録音からピアノロールを作る | オーディオからピアノロールを作る | ピアノロールを試す |
| ピアノロールのアプリを比べる | SongscriptionとSynthesiaの比較 | 無料アカウントを作成 |
| 曲に合わせて弾き、間違いを確認する | ピアノアプリにない曲を覚える | Anything Pianoを試す |
ピアノロールとは
ピアノロールは、グリッド上に並んだ色付きの棒で音楽を表します。棒の縦の位置は音の高さです。画面の上にあるほど高い音になります。横の位置は時間を表し、左から右へ読みます。棒一つが一つの音で、棒の幅は音の長さを表します。
音部記号を覚えたり、リズムの記号を読み解いたりする必要はありません。見えた音をそのまま弾けるので、練習用のアプリや音楽ソフトでよく使われています。ピアノロールの成り立ちや、楽譜を読んだことがない人にも使いやすい理由は、ピアノロールとは何かで詳しく紹介しています。
ピアノロールの見方
見るところは三つです。まず、縦軸は音の高さを表します。グリッドの上にある棒ほど高い音です。通常は画面の端に鍵盤が表示されているので、棒の位置と照らし合わせて弾く鍵盤を確かめられます。
横軸は時間です。右にある棒ほど後で弾きます。同じ列に重なった棒は、和音として一緒に弾く音です。棒の長さは音を伸ばす長さを表します。長い棒なら音を長く伸ばし、短い棒なら短く弾きます。
この三つが分かれば、音楽の知識がなくても、ほとんどのピアノロールを読み進められます。ピアノロールの見方では、それぞれの軸を例とともに順番に説明しています。
ピアノロールで曲を覚える
ピアノロールが読めるようになったら、音が再生ラインに到達するタイミングで弾いてみます。最初から両手で弾くのは、パートが簡単なときだけにします。途中で止めて、短い範囲を手になじむまで繰り返してもかまいません。
片手ずつ覚えると、練習を早く進められます。左手の表示を隠してメロディーをさらい、次に右手の表示を隠して伴奏を練習します。それぞれ弾けるようになったら、両手を合わせます。
再生速度を落とすのも一つの方法です。今のタイムストレッチ技術なら、ピッチを下げずに再生速度を落とせます。元の速さではあっという間に過ぎるフレーズも、ゆっくりなら弾けます。慣れてきたら、少しずつ再生速度を戻します。ピッチを変えずに曲の再生速度を落とす方法では、その仕組みを紹介しています。AIを使ってピアノの曲を早く覚える方法には、最初に曲を聴くところから演奏までの練習の流れをまとめました。難しいところを一つずつさらう方法は、曲を区切って覚えるで詳しく説明しています。
ピアノロールと楽譜の違い
ピアノロールと楽譜は、同じ音を違う形で表しています。やりたいことに合わせて選ぶとよいでしょう。
ピアノロールは練習を始めやすく、編集もしやすい形式です。音の高さと長さがグリッドに直接表示され、音をドラッグして直せます。一方、流れてくる音に合わせて弾く画面では、曲を覚えられても、初めて見る楽譜を読めるようになるとは限りません。楽譜はよりコンパクトで、リズムやフレーズを正確に伝えられます。多くの演奏者が読む共通の形式でもあります。
多くの人にとっては、両方を使う方法が役立ちます。ピアノロールと楽譜の比較では、それぞれがどんな場面に向いているかを並べて紹介しています。
録音からピアノロールを作る
曲のピアノロールを作るのに、MIDI ファイルや音楽ソフトは必要ありません。録音があれば作れます。Songscriptionはオーディオを聴き取り、それぞれの音とタイミングを解析します。一度の採譜で、見ながら弾いたり、再生速度を落としたり、編集したりできるピアノロールと楽譜、MIDI ファイルが手に入ります。
曲を覚える間はピアノロールを使い、楽譜を読みたくなったら切り替えられます。音を手入力し直す必要はありません。アップロードからピアノロールの表示までの手順は、オーディオからピアノロールを作る方法で紹介しています。
ピアノロールのアプリとツール
ピアノロールを見ながら曲を覚えられるアプリはいくつかあります。よく知られているのはSynthesiaです。流れてくる音を使って曲を覚えられ、ライブラリにファイルを読み込めます。ほかの練習用アプリやDAWのエディターにも、同じようなグリッドがあります。
こうしたツールは、曲に合わせて弾く練習に向いています。ただ、流れてくる音に合わせて弾くアプリには、楽譜が付いていません。ほとんどのアプリでは、録音ではなくMIDI ファイルを用意する必要があります。Songscriptionでは、アップロードしたオーディオからピアノロールと楽譜の両方を作れます。二つの方法を直接比べた記事は、SongscriptionとSynthesiaの比較をご覧ください。
モバイルでは、Anything Pianoでピアノロールを見ながら曲を練習できます。オーディオファイルやYouTube、TikTok、Instagramのリンクから、ピアノロール形式のチュートリアルを作れます。演奏中はマイク、またはBluetoothやUSBのMIDI キーボードを通して音を聴き取り、弾けた音を表示します。
曲はパートごとに分かれていて、一つずつ覚えられます。フレーズの再生速度を4分の1まで落としたり、好きな2音の間をループしたり、片手の表示を隠したりできます。待機モードでは、表示された音のまとまりを弾くまで次へ進みません。フィンガリングをオンにすると、音に指番号が表示されます。Anything Pianoに表示されるのはピアノロールなので、楽譜も読みたいときは楽譜と併用してください。好きな曲のピアノチュートリアルを作る方法では一連の手順を紹介し、ピアノ練習アプリの比較ではほかのアプリと比べています。
関連ガイド
目的に合わせて、詳しいガイドも読めます。
- ピアノロールを知る: ピアノロールとは、ピアノロールの見方
- 曲を覚えて練習する: AIを使ってピアノの曲を早く覚える、ピッチを変えずに曲の再生速度を落とす、練習のために曲の再生速度を落とせるアプリ
- ピアノロールと楽譜を比べる: ピアノロールと楽譜の違い、SongscriptionとSynthesiaの比較
- オーディオからピアノロールを作る: オーディオからピアノロールを作る方法
- アプリにない曲を覚える: ピアノアプリにない曲を覚える
- 採譜ツールを比べる: 音楽の採譜ツール
よくある質問
ピアノロールとは何ですか?
ピアノロールは、音をグリッド上の棒で表す表示です。縦軸は音の高さを表し、上にある棒ほど高い音になります。横軸は時間を表し、左から右へ進みます。棒一つが一つの音にあたり、長さを見ると、どれくらい音を伸ばすかが分かります。音部記号や調号、リズムの記号を読む必要がないので、楽譜を読んだことがなくても曲を覚え始めやすい表示です。
ピアノロールでピアノを覚えられますか?
はい。音が再生ラインに到達したら、その音を弾きます。片方の手の表示を隠して、片手ずつ練習することもできます。再生速度を落とせば、速いフレーズも弾きやすくなります。楽譜の音符を一つも読まずに、この方法で初めての曲を覚える人も多くいます。一方、ピアノロールでは音に合わせて弾く練習が中心になります。初めて見る楽譜をその場で弾けるようになりたいなら、いずれ楽譜も併用するとよいでしょう。Songscriptionでは録音から練習用のピアノロールと楽譜を作れます。
ピアノロールは楽譜より優れていますか?
どちらか一方が常に優れているわけではありません。同じ音を違う形で表しています。ピアノロールは音の高さと長さがグリッドに直接表示されるので、練習を始めやすく、編集もしやすい形式です。楽譜はよりコンパクトで、リズムやフレーズを正確に伝えられます。多くの演奏者に読まれているのも楽譜です。練習では、ピアノロールから始めて、慣れてきたら楽譜にも取り組むとよいでしょう。Songscriptionなら一つの録音から両方を作れます。
曲をピアノロールにするにはどうすればよいですか?
採譜ツールに録音をアップロードすると、音を解析できます。Songscriptionはオーディオを聴き取り、それぞれの音とタイミングを検出します。一度の採譜で、見ながら弾けるピアノロールと楽譜、MIDI ファイルが手に入ります。MIDI ファイルを用意したり、音を手入力したりする必要はありません。録音があれば作れます。
