ピアノ練習アプリの見た目は、どれもよく似てきました。画面に音符が落ちてきて、端末が演奏を聴き、曲が終わると点数が出ます。でも、半年後もそのアプリを使っているかどうかを左右するのは、レビューではあまり比較されない点です。弾きたい曲を、そのアプリで練習できるかどうかです。
ほとんどのアプリでは、練習できる曲が限られます。それには理由があります。Simply Piano、flowkey、Skoove、Yousicianでは、人が1曲ずつ編曲しています。難易度をそろえ、指使いを考えた丁寧な教材を作るためです。その手間には価値がありますが、用意された曲以外は弾けません。Synthesiaなら、見つけたMIDI ファイルの曲まで選択肢が広がります。Anything Pianoには、その制限がありません。録音そのものからピアノパートを作るので、録音がある曲なら今夜から練習できます。
多くの人には、この違いがアプリを選ぶ決め手になります。ただ、曲の入手方法だけで決まるわけではありません。演奏をどう認識するか、何を学びたいかによっては、別のアプリが合うケースも4つあります。
私たちはSongscriptionを開発しており、同じチームでAnything Pianoも作っています。開発元からのおすすめとして読んでください。各アプリの得意なことと制限は、できるだけ具体的に書きました。以下の内容は、どれも午後の数時間を使って無料体験で確かめられるものです。
多くの人にはAnything Pianoがおすすめです
Anything Pianoは、この中で練習できる曲が尽きない唯一のアプリです。 どんな録音も、見ながら弾けるピアノの練習ガイドに変換します。入力はマイク、Bluetooth MIDI、USB MIDIに対応しているので、ほかのアプリで使える入力方法をすべて使えます。グランドピアノでも、接続したキーボードでも練習できます。
ただし、次の4つのケースでは、ほかのアプリのほうが合います。当てはまるものがあれば、そちらを選ぶ理由になります。
- 楽譜を見て学びたい。 Anything Pianoで見られるのはピアノロールです。楽譜の表示は開発中で、まだ使えません。五線譜を読めるようになることも目標なら、楽譜を中心に学ぶアプリが向いています。Simply Piano、Skoove、flowkey、Piano Marvelは、どれも最初から楽譜を使います。特定の曲の楽譜を今すぐ印刷したいなら、Songscriptionで録音を楽譜、MIDI、MusicXMLに変換できます。
- Androidを使っている。 Anything Pianoが現在使えるのはiPhoneとiPadです。Android版とウェブ版は、提供開始のお知らせを受け取る登録を受け付けています。flowkeyとSkooveは複数のプラットフォームで使える有力な選択肢です。私たちのアプリが出るまで待つ必要はありません。
- スケールや奏法を、段階に沿って練習したい。 曲を中心にしたアプリは、基礎を順番に練習する用途には向きません。Anything Pianoも同じです。Simply PianoとSkooveには、順序立てて基礎を学ぶ構成があります。先生が進み具合を確認するなら、Piano Marvelが最も充実しています。初心者の段階を過ぎると選び方も変わります。中級者向けのピアノアプリで詳しく取り上げています。
- 人から教わりたい。 動画で教わるならPianoteです。手の動きを見てもらいたいなら、実際の先生に習う必要があります。そこはソフトウェアではできません。
どれにも当てはまらないなら、収録曲に縛られないアプリをすすめます。
ピアノアプリの違いが分かる3つの点
何を求めるかがはっきりすると、レビューを読み比べるより早く、8つの候補を2つほどに絞れます。
曲はどこから用意するのか
収録曲から学ぶアプリで弾けるのは、編曲者がすでに用意した曲だけです。その分、難易度が整理され、指使いが示され、音楽家による確認も済んでいます。flowkeyは、そうした曲を1,500曲以上そろえていると案内しています。1曲ずつ丁寧に作られていますが、世の中にある録音と比べると、ごく一部です。収録されにくいのは、シングルのカップリング曲、映画やゲームの劇中曲、ライブ版、特定の地域で発売された曲、ここ数か月の新曲、友人が録音した曲などです。
Anything Pianoなら、理論上は曲数に上限がありません。オーディオファイルやYouTube、TikTok、Instagramのリンク、その場で誰かが弾いた演奏の録音を使えます。すると、採譜モデルがオーディオからピアノパートを作り、合わせて弾ける練習ガイドにします。音楽家が編曲するわけではありませんが、どんな曲でも使えます。弾きたい曲を選べることに、それだけの価値を感じる人は多いはずです。
弾いた音をどう認識するのか
認識方法は2つあり、両方に対応しているのが理想です。マイクでの認識は、楽器から出る音を解析します。アコースティックのアップライトピアノでも、グランドピアノでも、安価なキーボードでも、ケーブルなしで使えます。MIDIでの認識は、電子ピアノがUSBやBluetoothで送る音のデータを読み取ります。より正確ですが、MIDIを送れる電子楽器が必要です。
SynthesiaとPiano Marvelは、意図的にMIDI入力だけに対応しています。鍵盤の情報を直接読み取ると正確に判定でき、どちらもその判定を中心に作られているからです。その代わり、アコースティックピアノでは画面を見て弾くだけで、演奏へのフィードバックはありません。Anything Pianoはマイク、Bluetooth MIDI、USB MIDIに対応し、練習のたびに選べます。同じサブスクリプションで、実家のグランドピアノも寝室のキーボードも使えます。ピアノに近い重さの鍵盤が付いたキーボードでも練習できます。鍵盤数も49、61、76、88から設定でき、画面の鍵盤が手元の鍵盤に合うよう調整されます。
楽譜を読みたいのか、曲を弾きたいのか
この点では、Anything Pianoに最も大きな制限があります。最初のレッスンから楽譜を使うアプリもあります。それは教え方として意味のある選択です。楽譜を読む力は、そのアプリを使わなくなっても残ります。一方、ピアノロールでは、音符が鍵盤に向かって落ちてきます。画面の形と鍵盤を対応させれば弾けるため、楽譜から始めるより数日早く曲に取りかかれます。楽譜は最初に時間がかかりますが、読めるようになれば楽器店で好きな楽譜集を買って弾けます。
Anything Pianoは現在、ピアノロールを表示します。楽譜の表示は開発中で、まだ使えません。楽譜を読むことが目標なら、楽譜を中心に学ぶアプリを選んでください。曲を弾くことが目標なら、ピアノロールのほうが早く取りかかれます。両方を使う方法もあります。Songscriptionは同じ録音から印刷できる楽譜を作るので、ピアノロールで練習しながら、横に楽譜を置いて読むこともできます。それぞれの違いはピアノロールと楽譜の比較で詳しく説明しています。選ぶ前に、ピアノを弾くのに楽譜を読む力は必要かも参考になります。
アプリの比較表
曲の入手方法、演奏の認識方法、画面に表示されるもの、向いている人でピアノ練習アプリを比較
| アプリ | 曲の入手方法 | 演奏の認識方法 | 見ながら弾くもの | 向いている人・用途 |
|---|---|---|---|---|
| Anything Piano | 録音があるすべての曲 | マイク、Bluetooth MIDI、USB MIDI | ピアノロール。楽譜は開発中 | 弾きたい曲を練習する |
| Simply Piano | 収録曲のみ | マイクまたはMIDI | 楽譜 | 初めての人、段階に沿った基礎練習 |
| flowkey | 1,500曲以上の収録曲 | マイクまたはMIDI | 楽譜と落ちてくる音符 | 人による編曲、複数の難易度 |
| Skoove | 収録曲のみ | マイクまたはMIDI | 楽譜 | 楽譜を読む練習、複数のプラットフォームでの利用 |
| Yousician | 収録曲のみ | マイクまたはMIDI | 楽譜と落ちてくる音符 | 家族で別々の楽器を弾く |
| Synthesia | 内蔵の150曲と、入手したMIDI | MIDIのみ | 落ちてくる音符 | 買い切り、手持ちのMIDI ファイルの活用 |
| Piano Marvel | 教則教材と演奏曲 | MIDIのみ | 楽譜 | 先生に習っている人 |
| Pianote | 動画レッスン | 演奏を認識する機能はなし | 楽譜と動画 | 人の説明を聞いて学ぶ |
ここに挙げたアプリのほとんどは、体験期間のあるサブスクリプションです。料金は頻繁に変わるため、記事に金額を書いても、読むころには古くなってしまいます。現在の料金はストアで確認し、体験期間には実際に使い続けられそうかを確かめてください。
各アプリの特徴
Anything Piano
Anything Pianoには、そもそも収録曲のカタログがありません。オーディオファイル、YouTubeやTikTok、Instagramのリンク、その場で誰かが弾いた演奏の録音などで曲を読み込ませます。採譜モデルがオーディオを聴き取り、操作しながら練習できるピアノロールに変換します。
変換の前には、作りたいものを選びます。録音のピアノ演奏をそのまま再現するのか、曲全体をピアノ用にまとめるのか、という選択です。ピアノソロの録音で前者を選ぶと、その演奏を音符単位で再現します。バンド全体の録音で後者を選ぶと、歌のメロディーと伴奏の各パートをピアノにまとめます。伴奏だけを弾いて主旋律が抜けることなく、曲として聴ける形になります。
収録曲から学ぶアプリにある練習機能を一通り備え、それ以外の機能も使えます。再生速度は元の4分の1から2倍まで調整できます。弾くまで待つモードでは、その音のまとまりを弾くまで先に進みません。何度もつまずくところは、最初と最後の音符をタップして繰り返す範囲を指定します。速度調整と組み合わせれば、ゆっくり繰り返し、慣れたら速くするという、ピアノ練習で特に効果の高いやり方を使えます。
左右の手のパートは切り替えられ、左手だけの練習もできます。どちらの手で弾くかは、緑と青の音符で分かります。指番号の表示をオンにすると、落ちてくる音符におすすめの指番号が付き、どの指で弾くかを確認できます。曲は部分ごとに分かれていて、一つずつ覚えていけます。終えた部分に応じて進み具合も分かるので、レッスンコースではなくても、1曲の中で順番に練習を進められます。入力はマイク、Bluetooth MIDI、USB MIDIに対応しています。マイクだけで認識するアプリと、MIDIだけで認識するアプリの両方の使い方をカバーし、鍵盤数に合わせて表示も調整します。
制限は、画面がピアノロールであることです。楽譜は開発中なので、今週中に印刷できる楽譜が必要なら、同じ録音をSongscriptionに読み込ませてください。数分で楽譜を用意できます。
カリキュラムを進めるより、ある曲を弾きたくてピアノに向かう人に合います。カップリング曲、ゲームのテーマ曲、ある地域で人気の曲、友人のデモ、スタジオ版ではなくライブ版、先週出たばかりの曲も選べます。レッスンアプリで曲を探しても見つからなかったなら、その問題を解決するアプリです。好きな曲のピアノ練習ガイドを作る方法では、最初から最後までの手順を紹介しています。
Simply Piano
Simply Pianoは、この分野で最も広く使われているアプリです。その支持には理由があります。楽器を始めて3週目でやめてしまわず、続けてもらう点では、この中で最も優れています。コースは細かい段階に分かれ、短い間隔で達成感を得られます。鍵盤に初めて触る人を前提にした進み方です。5本の指を使うパターンやスケールも、無理のない順序でしっかり練習し、最初から楽譜を学びます。Anything Pianoには、このような構成はありません。
よく聞かれる不満は、その先にあります。順調に進んでいても、特定の曲を弾きたくなると、収録曲の範囲に行き当たります。練習課題が音楽に感じられなくなり、行き詰まるという声もあります。これは教え方というより、弾く曲の問題です。多くの場合、コースをやめずに、好きな曲を練習するアプリを併用すると解決できます。Simply Pianoの代わりになるアプリで詳しく取り上げています。
flowkey
flowkeyは、この分野で最も選曲に優れたアプリです。演奏はマイクでもMIDIでも認識し、Androidでも使えます。iPhoneを使っていないなら、今flowkeyを選ぶ理由になります。
特に優れている点は2つあります。1曲に複数の難易度の編曲があるので、今の段階に合うものを選べます。元の録音を採譜するだけでは、これはできません。どの曲にも実際のピアニストの手を映した動画が付き、弾いているときの手の位置も見られます。制限はやはり曲の範囲です。1,500曲あっても、弾きたい1曲が入っていなければ足りません。収録曲はポップス、映画音楽、クラシックが中心です。その範囲を超えて曲を探すなら、flowkeyの代わりになるアプリが参考になります。
Skoove
Skooveは、Simply Pianoとflowkeyの中間に位置します。体系的なコースがあり、早い段階から楽譜を使います。教則本で進めるより早く、知っている曲に取りかかれます。マイクでもMIDIでも使え、複数のプラットフォームに対応しています。楽譜を読めるようになりたいけれど、最初の何週間も5本の指の練習だけを続けるのは気が進まない、という大人の初心者に合います。Androidで、曲集よりコースを求めるなら、最も有力な選択肢です。コースを終えた後の選択肢は、Skooveの代わりになるアプリで紹介しています。
Yousician
Yousicianは、一つのサブスクリプションでピアノ、ギター、ベース、ウクレレ、ボーカルを学べます。選ぶ理由は、この幅広さです。家族の一人がギターを弾き、別の人がピアノを始めるなら、一つのアカウントで両方をカバーできます。この中ではゲームの要素が強く、それが魅力になるか、使わない理由になるかは好みによります。ピアノに限るとSkooveやflowkeyほど充実しておらず、そこからYousicianの代わりになるアプリを探す人もいます。
Synthesia
Synthesiaは、この形式を生み出したアプリです。今もほかより優れている点は、パソコン向けの買い切りで、サブスクリプションではないことです。約150曲を内蔵し、読み込んだMIDI ファイルも再生できます。片手ずつの練習、再生速度を落とす機能、弾くまで待つモードがあります。
その作りには制限が2つあり、Anything Pianoではどちらも解消されています。Synthesiaが演奏を認識するのはMIDI入力だけなので、アコースティックピアノでは画面を見て弾けても、フィードバックはありません。内蔵曲以外を弾くには、練習したい編曲のMIDI ファイルを探す必要もあります。有名なクラシックや広く知られたポップスなら見つけやすいものの、それ以外は難しくなります。すでにMIDI ファイルを集めていて、気に入ったキーボードがあるなら、どちらも問題にはなりません。その場合、Synthesiaは今でも費用に見合う優れた選択肢です。SongscriptionとSynthesiaの比較では違いを掘り下げています。MIDI ファイルが見つからないときの選択肢は、Synthesiaの代わりになるアプリで紹介しています。
Piano Marvel
Piano Marvelは、一人で学ぶ人より、レッスンで使うことを想定したアプリです。順序立てた教材を進め、初見で弾く力を判定し、先生が使える形で進み具合を報告します。ピアノ教室で採用されるのは、そのためです。使うにはMIDI キーボードが必要です。教える立場でも、教わる立場でも、本格的に検討する価値があります。大人が一人で楽しみながら学ぶ用途なら、学校の授業のように感じるかもしれません。実際、そうした学習向けの作りです。その場合は、大人の初心者向けピアノアプリから探すほうが合います。すでに使っていて合わなくなったなら、Piano Marvelの代わりになるアプリで、乗り換えたい理由に応じた候補を紹介しています。
Pianote
Pianoteは、実際の講師による動画レッスン集です。弾いた音を認識するアプリではないので、この比較には少し異なる種類のものとして入れています。ゲーム形式より、なぜそのボイシングが曲に合うのかを人に説明してほしい、という人に向いています。演奏への自動フィードバックはありません。そのため、演奏を認識するアプリと併用する人も多くいます。
楽譜が欲しいときは
上に挙げたアプリでは、手元に残せる楽譜は受け取れません。それぞれの画面の中で学ぶ仕組みで、サブスクリプションが終わると曲も使えなくなります。曲の楽譜を印刷したい、MuseScoreで開けるMIDIやMusicXMLファイルが欲しい、という用途には、レッスンアプリではなく採譜が必要です。
Songscriptionは、そのための製品です。録音やリンクを読み込ませると、ピアノやほかの楽器の楽譜、MIDI、MusicXML、ギターのタブ譜を作れます。編集、移調、印刷もできます。楽譜が欲しいならオーディオから楽譜に変換するページ、ブラウザで落ちてくる音符を見たいならピアノロール生成ツールから始められます。曲をiOSで練習するのがAnything Piano、ファイルを手に入れるのがSongscriptionという使い分けです。
選び方
30秒ほどで確かめる方法があります。ピアノを弾きたいと思ったきっかけの曲を一つ挙げて、検討しているアプリの収録曲から探してみてください。見つかれば、ここに挙げたどのアプリでも役立ちます。見つからなければ、曲の制限に早くも行き当たったことになります。録音から曲を作るアプリなら、その先に進めます。
あとは、4つのケースに当てはまるかで選びます。楽譜を読みながら学びたいなら、楽譜を中心にしたアプリです。AndroidならflowkeyかSkoove。スケールや奏法を段階に沿って練習するなら、Simply Piano、Skoove、Piano Marvelが候補です。手の動きを見ながら教えてもらいたいなら、Pianoteか実際の先生です。どれにも当てはまらないなら、収録曲に縛られないアプリが、半年後も役立つ可能性の高い選択肢です。
アプリを2つ使う人は、各社の宣伝から受ける印象より多くいます。用途に合わせて組み合わせるのは、理にかなった使い方です。基礎はコース型のアプリで学び、弾きたくてピアノを始めた曲はAnything Pianoで練習する組み合わせが合います。弾き続けたい気持ちと、技術を身につけることは別で、一つのアプリでは両方を解決できないからです。ピアノアプリに収録されていない曲を練習する方法では、この併用の流れを紹介しています。練習の繰り返し方は、AI採譜を使ってピアノ曲を早く覚える方法で取り上げています。
よくある質問
ピアノを学ぶには、どのアプリがおすすめですか?
多くの人にはAnything Pianoがおすすめです。収録曲に縛られず、どんな録音からでもピアノパートを作れるので、弾きたい曲をそのまま練習できます。ただし、目的によっては別のアプリが合います。楽譜を読めるようになりたいならSimply PianoかSkoove、AndroidならflowkeyかSkoove、段階に沿ってスケールを練習したいならSimply Piano、人から教わりたいならPianoteが候補です。
アプリに収録されていない曲も練習できますか?
Anything Pianoなら練習できます。オーディオファイルやYouTube、TikTok、Instagramのリンクから直接ピアノパートを作るので、曲が収録されている必要はありません。録音がある曲なら、今夜から弾けます。Simply Piano、flowkey、Skoove、Yousicianで学べるのは、各社のチームが編曲した曲だけです。Synthesiaはその中間で、MIDI ファイルが見つかれば、その曲を再生できます。
アコースティックピアノでも練習アプリを使えますか?
はい。Anything Pianoはマイク、Bluetooth MIDI、USB MIDIに対応しています。アップライトピアノでも、グランドピアノでも、接続したキーボードでも使え、練習のたびに切り替えられます。Simply Piano、Skoove、flowkey、Yousicianもマイクで演奏を認識します。例外はSynthesiaとPiano Marvelです。どちらもMIDI入力だけに対応しているため、アコースティックピアノでは演奏へのフィードバックを受けられません。
先生に習わず、アプリだけでピアノを学べますか?
弾き始めて、練習を続ける気持ちを保つには役立ちます。大人になってから始める人にとっては、そこがいちばんの課題ということもあります。ただ、どのアプリも体の使い方は見られません。手の形、手首の力み、姿勢、ペダルの踏み方は、マイクでは分からないからです。毎日の曲の練習にはアプリを使い、ときどきレッスンを受けて、体の癖がつく前に見てもらう使い方が現実的です。
おわりに
ピアノを弾きたい理由を聞くと、多くの人が曲を挙げます。カリキュラムを進めたいから、という答えはあまりありません。それでも、この分野のソフトウェアは長く、用意した曲の中から選んでもらうしかありませんでした。優れたアプリは、その曲集をできるだけ役立つものにしてきました。収録曲という仕組みは、技術上の制限から生まれたものです。曲数の多さでアプリを順位づけしても、弾きたい曲があるかどうかは別に確かめる必要がありました。
今は、録音を読み取ってピアノパートを作るモデルがあります。「この曲を練習できる?」と聞かれたら、どんな曲にも対応できます。先週発売された曲も、友人がスマートフォンで録音した曲も含まれます。多くの人にAnything Pianoをすすめるのは、弾きたい曲を変えずに始められるからです。ほかにも教え方に優れたアプリはいくつもあります。スケールの練習にはコース型のアプリを併用できますし、楽譜を読むのが目標なら、楽譜を中心にしたアプリが向いています。