YouTubeで見かける、音符が降ってくるピアノ練習動画は、曲の音を採譜して作ります。採譜した音をピアノロールで表示すると、どの鍵盤をいつ弾くかが、流れてくる音符で分かります。Songscriptionでは、好きな録音をピアノロールに変え、再生速度を落として表示に合わせて弾けます。五線譜でも読みたいときは、楽譜を書き出せます。
動画の書き出しや、動画編集ソフトのタイムラインでの作業は必要ありません。曲をアップロードしてピアノを選ぶと、操作しながらすぐに練習できるピアノロールが作られます。
音符が降ってくるピアノ練習動画の仕組み
ピアノロールでは、音符を表す棒が鍵盤に向かって流れてきます。棒が届く位置とタイミングを見れば、どの鍵盤をいつ押さえるかが分かります。棒の長さは、音を伸ばす時間です。高い音ほど右側、低い音ほど左側に並び、後で弾く音ほど遅れて届きます。
音部記号や調号、リズムの記号を読み解く必要がないので、楽譜を読んだことがなくても、表示を見ながら弾きやすい形式です。一方、五線譜は音の高さやリズム、強弱を譜表上の記号で表します。より細かな情報を伝えられますが、読めるようになるまでには時間がかかります。仕組みについてはピアノロールとは、五線譜との違いについてはピアノロールと楽譜の比較で詳しく説明しています。
手順1:曲を採譜する
まず、練習したい録音を用意して、音を採譜します。MP3、WAV、M4A、MP4のファイルをアップロードするか、YouTube、TikTok、Instagramにある曲のリンクを貼り付けてください。SpotifyやApple MusicのようにDRMで保護された配信サービスからは、音声を直接取り込めません。ファイルや動画のリンク、または自分で録音したものを使います。
音声を取り込んだら、楽器にピアノを選びます。ピアノの採譜には、Songscriptionで最も改良が進んでいるモデルを使います。モデルは実際に録音された音楽で学習しているので、きれいな単音のメロディーに限らず、実際の楽曲の録音にも対応できます。音声を楽譜に変えるときも、ピアノ練習用のピアノロールを作るときも、この採譜が出発点です。
手順2:ピアノロールで曲をさらう
降ってくる棒が鍵盤に届いたら、その鍵盤を押さえてください。高い音の棒は右側に並びます。棒の長さに合わせて鍵盤を押さえ続けてください。速くて追いつけないところは、目で追って弾けるところまで再生速度を落とします。再生速度を変えてもピッチは変わらず、元の音の高さで聴けます。
曲全体を通す前に、片手ずつ、短い部分に分けてさらってください。たとえば、サビの右手をさらってから左手に取り組み、両手を合わせてから次の部分に進みます。それぞれ弾けるようになったら、元の速さまで少しずつ再生速度を戻してください。表示の読み方はピアノロールの読み方、曲の分け方は曲を部分ごとに練習する方法、練習全体の進め方はAIを使ってピアノ曲を早く覚える方法で説明しています。
ノートパソコンの前ではなく、ピアノに向かって練習するなら、iPhoneやiPadでAnything Pianoを使えます。同じように音符が降ってくる表示に加え、動画にはない機能もあります。演奏を聴き取り、どの音が正しく弾けたかを表示します。曲を練習する部分ごとに分けるほか、降ってくる音符に指番号を付けて、どの指で弾くかを示すこともできます。
手順3:音を修正し、難しさを調整する
採譜には間違いもあるので、音を確認して修正し、弾ける難しさに調整します。違う音が入っていたら、内蔵エディターでピッチを直してください。音符を反対の手に割り当て直したり、録音から余分に拾われた音符を削除したりもできます。
音が多くて弾きにくいフレーズは、音が込み合っているところで、メロディーを残しながら音を減らします。キーのせいで指が動かしにくければ、ワンクリックで曲全体を弾きやすいキーに移調できます。弾き始めたばかりの時期には、特に役立ちます。音の修正についてはAIの採譜ミスを直す方法、難しいアレンジの音を減らす方法については初心者向けに楽譜を簡単にする方法と楽譜を簡単にするにはを参照してください。
手順4:音符のデータを書き出す・共有する
思いどおりに再生できるようになったら、音符のデータを書き出せます。五線譜として読むなら、楽譜をPDFで書き出します。楽譜編集ソフトや音楽制作ソフト(DAW)で作業を続けるなら、MIDIやMusicXMLで書き出してください。
Songscriptionでは、操作しながら練習できるピアノロールと、書き出し用の楽譜データが手に入ります。ただし、YouTubeで見かけるような完成した動画を書き出す機能はありません。共有用の動画が必要なら、画面や演奏を別に録画します。書き出す形式の選び方は音楽データの書き出し形式ガイド、練習の始めから終わりまでの流れはピアノロールで曲を覚えるガイドにまとめています。
よくある質問
好きな曲でピアノ練習用の表示を作るには?
曲を採譜して、ピアノロールで表示します。録音をアップロードするか動画のリンクを貼り付け、楽器にピアノを選ぶと、Songscriptionが音を採譜し、音符が降ってくるピアノロールで表示します。再生速度を落とし、音符が鍵盤に届くタイミングに合わせて弾きます。慣れてきたら、少しずつ速さを戻してください。五線譜でも読みたいときは、楽譜をPDFで書き出せます。
ピアノ練習動画で降ってくる音符の表示は何と呼びますか?
ピアノロールと呼ばれます。降ってくる棒の一つひとつが音符で、棒の長さは鍵盤を押さえる時間、左右の位置は弾く鍵盤を表します。高い音ほど右側に並び、後で弾く音ほど遅れて届きます。音部記号やリズムの記号を読む必要はありません。音楽制作ソフトでも使われる格子状の表示を、音符が鍵盤に向かって流れる形で見せています。
ピアノロールの再生速度を落として練習できますか?
はい。ピアノロールは再生と連動しているので、再生速度を落とすと、速いフレーズも目で追って一緒に弾ける速さになります。慣れてきたら、速さを戻せます。再生速度を落としてもピッチは変わらず、元の音の高さで練習できます。
楽譜も手に入りますか?
はい。一度アップロードして採譜すると、操作しながら練習できるピアノロールと、書き出し用の楽譜データが手に入ります。五線譜を読むならPDF、ほかのソフトで開くならMIDIやMusicXMLで書き出せます。
