比較ソフトウェア比較Songscription•読むのに約10分

2026年版 Simply Pianoの代わりに使いたいアプリ

Simply Pianoをやめる理由は、教え方よりも弾きたい曲がカタログにないこと。別のカタログに乗り換えるだけでは、その問題は解決しません。録音から曲を練習する方法もあります。

2026年のSimply Pianoの代替アプリ。flowkey、Skoove、Yousician、Synthesiaと、カタログにない曲を弾けるAnything Piano

Simply Pianoは、始めたばかりの人が翌日も鍵盤に向かいたくなるような教え方が得意です。教え方が悪くてやめる人はあまりいません。多くの人がぶつかるのは、弾きたい曲がカタログにないという壁です。いくら練習しても、そこは変わりません。

その壁にぶつかったなら、別のカタログに乗り換えても、いずれ同じことが起きます。Anything Pianoはカタログに縛られず、取り込んだ録音からピアノパートを作ります。Simply Pianoをやめる多くの人におすすめしたいのは、このアプリです。

別の理由でやめるなら、ほかのアプリが合うこともあります。たとえば、楽譜を読んで学びたい人に合うものは、私たちの製品にはまだありません。乗り換えを考えた理由によって、合う選択肢は変わります。

私たちはSongscriptionを作っており、同じチームでAnything Pianoも作っています。そのことも踏まえて、おすすめを検討してください。ここに書いた内容はすべて無料トライアルで確かめられます。

Simply Pianoをやめる理由

やめる理由の多くは、次の3つに分かれます。それぞれに合う乗り換え先も違います。

カタログに弾きたい曲がない

Simply Pianoでは、チームがアレンジし、利用許諾を得た曲で学びます。曲はそろっていますが、数には限りがあります。ある曲を弾きたくなって検索しても、見つからないことがあります。録音された曲なら何でも配信アプリで2回タップすれば聴ける時代に、これは不思議な感じがします。練習を重ねても解決しません。これが、乗り換え先を探す最も多い理由です。

基礎練習ばかりで曲を弾いている気がしない

コースは意図的に細かい段階に分かれています。最初の1か月にはちょうどよくても、後になるとわずらわしく感じることがあります。すでに少し弾けるなら、先に進みたいのに同じレベルにとどめられているように感じるかもしれません。すぐに曲のアレンジを弾けるアプリのほうが合います。

更新の時期になっても、何が身についたか分からない

これは料金よりも、上達を実感できるかどうかの問題です。コース形式のアプリでは、終えたレッスンの数で進み具合を測ります。でも、それは人前で弾ける曲の数とは違います。更新のお知らせが来たとき、最初から最後まで弾ける曲を一つも挙げられないなら、曲を中心に練習できるものに替えると解決することが多いです。

代替アプリの比較

アプリごとに、解決できる不満、演奏の検出方法、画面に表示されるものが異なります。

アプリ解決できる不満演奏の検出方法画面に表示されるもの
Anything Pianoカタログの曲数による制限を解消マイク、Bluetooth MIDI、USB MIDIピアノロール。楽譜表示は開発中
flowkey進み方が遅い。Androidにも対応マイクまたはMIDI楽譜と落ちてくる音符
Skooveコースをもっと速く進めたいマイクまたはMIDI楽譜
Yousician1つのサブスクリプションで複数の楽器を学びたいマイクまたはMIDI楽譜と落ちてくる音符
Synthesiaサブスクリプションを続けたくないMIDIのみ落ちてくる音符
Pianoteゲームより人に教わりたい演奏は検出しない楽譜と動画

それぞれのアプリについて

Anything Piano:カタログに縛られずに曲を弾く

Anything Pianoには曲のライブラリがありません。大きなカタログを探す代わりに、弾きたい曲そのものを使えます。Simply Pianoをやめる多くの人におすすめする理由です。音声ファイルやYouTube、TikTok、Instagramのリンクを使うほか、その場で誰かが演奏している音を録音することもできます。採譜モデルが音声からピアノパートを作り、一緒に弾けるピアノチュートリアルとして表示します。サビだけを弾きたいなら、先にその部分を切り取ってください。

ピアノを演奏どおりに再現するか、曲全体をピアノ用にアレンジするかも選べます。ピアノソロの録音なら、一音ずつそのまま再現します。バンド全体の録音なら、ボーカルのメロディーと伴奏パートを含むピアノアレンジになります。伴奏だけでなく、メロディーも弾けます。

練習機能もSimply Pianoより充実しています。曲はパートごとに分かれ、一つずつ練習できます。各パートを終えると進み具合に反映されます。再生速度は元の4分の1から2倍まで変えられます。待機モードでは、音符のまとまりを弾くまで次に進みません。何度もつまずくフレーズの最初と最後の音符をタップすれば、そこを繰り返せます。再生速度を落として繰り返すのは、ピアノの練習で最も効果的な方法の一つです。

左右の手を切り替えて片手ずつ練習することもできます。フィンガリングの表示をオンにすると、音符に指番号が付き、どの指で弾くかが分かります。入力にはマイク、Bluetooth MIDI、USB MIDIを使えます。リビングのアコースティックピアノでも、別の部屋にある鍵盤のタッチが重いキーボードでも練習できます。鍵盤数に合わせて調整でき、画面上の鍵盤と手元の鍵盤が一致します。

表示されるのはピアノロールで、楽譜ではありません。同じ録音から印刷できる楽譜を作るなら、Songscriptionを使ってください。

flowkey:Androidを使っているなら

flowkeyはカタログ型のアプリの中でも優れており、Simply Pianoから乗り換える人によく選ばれています。ライブラリには1,500曲以上あり、それぞれ複数の難易度にアレンジされています。最初から難しいアレンジに取り組む必要はありません。すべての曲にピアニストの手元の動画が付き、指の動きを見ながら練習できます。

演奏はマイクかMIDIで検出し、待機モードではコードを弾くまで曲が止まります。Androidでも使えます。ただし、選べるのは決まった曲の中のアレンジです。カタログにない曲を弾けるようになるわけではありません。

Skoove:コース形式で学び続けたいなら

Skooveは、Simply Pianoに近い形で乗り換えられるアプリです。段階的なコースがあり、早い段階から楽譜の読み方を教えます。曲中心のアプリでは扱わないスケールやテクニックも練習でき、Simply Pianoより早く知っている曲に進めます。マイクとMIDIの両方に対応し、複数のプラットフォームで使えます。

カリキュラム自体は気に入っていて、進み方だけを変えたいなら、普段の練習を大きく変えずに乗り換えられます。Skooveで基礎を学び、Anything Pianoで弾きたかった曲を練習する使い方もできます。

Yousician:複数の人が別の楽器を学ぶなら

Yousicianは1つのサブスクリプションで、ピアノ、ギター、ベース、ウクレレ、ボーカルを学べます。ギターを弾く人とピアノを始めた人が同じ家庭にいるなら、両方をカバーする最も安い方法です。Simply Pianoよりゲームの要素が強く、ピアノのコースではSkooveやflowkeyほど詳しく学べません。ピアノの指導より、対応する楽器の幅で選ぶアプリです。

Synthesia:サブスクリプションをやめたいなら

Synthesiaは、ここで紹介する中で唯一、デスクトップ版を買い切りで使えるアプリです。継続課金をやめたいなら、この点は大きな利点です。落ちてくる音符を見ながら、片手ずつ、ゆっくり練習できます。待機モードもあります。

知っておきたい条件は2つあります。演奏を検出できるのはMIDI経由だけなので、アコースティックピアノでは画面を見て練習できますが、演奏へのフィードバックはありません。内蔵曲は約150曲で、それ以外を弾くには、希望するアレンジのMIDIファイルを探す必要があります。よく知られた曲なら見つけやすいものの、それ以外は難しくなります。

MIDIキーボードを持っていて、主に定番曲を弾くなら、価格に見合う価値があります。MIDIファイルが見つからないときの方法は、Synthesiaの代替アプリで紹介しています。

Pianoteや先生:人に教わりたいなら

Pianoteは、実際の講師による動画レッスンを集めたライブラリです。音符の検出はないので、演奏を採点されることに疲れた人に向いています。Playground Sessionsは動画レッスンと人気曲のカタログを組み合わせています。その形式の限界は、Playground Sessionsの代替アプリで紹介しています。

月に一度、先生から直接レッスンを受けることも、ピアノを学ぶうえで最も費用に見合う選択です。先生なら、手元を見て教えられます。これは私たちのアプリを含め、どのアプリにもできません。手首の力み、つぶれた指の関節、ペダルの癖は、マイクやMIDIケーブルでは分かりません。後から直すには大きな手間がかかります。この差は、ソフトウェアではまだ埋められそうにありません。

弾きたい曲が一つ決まっているなら

特定の曲を探しているなら、別のカタログに乗り換えても、見つからないという問題はほとんど解決しません。Simply Pianoになかった曲は、flowkeyにもないかもしれません。カップリング曲、ゲームや映画の劇中曲、地域限定のリリース、ライブ版、最近投稿された曲、友人が録音した曲などは、どのカタログでも見つからないことがあります。別のライブラリに替えて見つかるかは運次第です。

録音から始める方法なら、2つのツールが使えます。iOSでは、Anything Pianoが録音から練習用のピアノロールを作ります。鍵盤に向かってその曲を弾きたいなら、こちらです。Songscriptionは同じ録音を楽譜、MIDI、MusicXMLに変換します。印刷や編集、移調のほか、MuseScoreで開くこともできます。楽譜を読む人やファイルが必要な人にはこちらが向いています。

弾くならAnything Piano、楽譜を読むならSongscriptionです。音声から楽譜を作る方法やYouTubeから楽譜を作る方法を試せます。ピアノアプリにない曲を学ぶ方法では、手順を最初から紹介しています。

練習を途切れさせずに乗り換える

アプリを乗り換えるときは、練習に間が空かないようにしたいところです。選択肢を1週間比べていると、その間は弾かずに過ごすことになります。習慣は途切れやすいものです。今のサブスクリプションが有効なうちに新しいアプリのトライアルを始め、先に開いたほうで練習を続けてください。調子の悪い日にも新しいアプリを使い続けられると分かってから、今のサブスクリプションを解約します。

2つを併用するのもよい方法です。コース形式のアプリと曲を練習するアプリは、役割があまり重なりません。一方で基礎を学び、もう一方で弾きたい曲を練習する使い方もあります。ピアノ学習アプリの比較では、さまざまな選択肢を紹介しています。曲を部分ごとに練習する方法は、どのアプリを選んでも使えます。

よくある質問

Simply Pianoの代わりに使えるアプリはありますか?

多くの人にはAnything Pianoがおすすめです。カタログに縛られず、取り込んだ録音からピアノパートを作るので、弾きたい曲がカタログにないという問題がありません。楽譜を読んで学びたいならSkooveかflowkey、Androidを使っているならflowkeyかSkoove、段階的にスケールを学びたいならSkoove、人に教わりたいならPianoteを選んでください。

flowkeyはSimply Pianoより優れていますか?

曲を弾くなら、flowkeyがおすすめです。ライブラリはより大きく、アレンジも充実しています。複数の難易度があり、ピアニストの手元の動画で指の動きを見られます。一方、初心者向けのコースはSimply Pianoのほうが充実しています。どちらも曲のカタログは決まっているので、弾きたい曲がSimply Pianoになくてやめた場合、flowkeyでも同じ制限は残ります。アレンジや難易度を選びたいとき、Androidを使っているときに向いています。

月額サブスクリプションなしでピアノを学べますか?

はい。ただし、自分で練習を進める必要があります。Synthesiaにはデスクトップ向けの買い切りライセンスがあり、無料のMIDIファイルやパブリックドメインの楽譜でも多くの曲を練習できます。YouTubeのチュートリアルも無料です。一方、段階的なカリキュラムや、正しい音を弾けたかを知らせるフィードバックは得られません。サブスクリプションで主に得られるのは、この2つです。

Simply Pianoにない曲はどうやって練習できますか?

カタログではなく、録音から始めます。Anything Pianoは音声ファイルやYouTube、TikTok、Instagramのリンクを、操作できるピアノロールに変換します。再生速度を落としたり、繰り返したり、片手ずつ練習したりできます。アコースティックピアノでもMIDIキーボードでも使えます。カタログに曲が登録されている必要がないので、存在する曲なら何でも弾けます。楽譜が必要なら、同じ録音をSongscriptionで楽譜に変換できます。

最後に

アプリで続けられなくなると、自分の頑張りが足りなかったと思い、もっと厳しいアプリを探す人もいます。でも多くの場合、アプリはそれまでの役目を果たしていて、今やりたいことには対応しきれなくなっただけです。以前より厳しいものを買う前に、何が足りないのかを考えてみてください。

スケールやテクニックを学びたいならSkoove、五線譜を読みたいなら楽譜を中心に学ぶアプリ、Androidを使っているならflowkeyが候補です。手元を見てもらいたいなら先生を選びます。そこはまだソフトウェアでは代わりがききません。

弾きたいのがピアノに興味を持つきっかけになったあの曲なら、カタログから探す方法には限界があります。弾きたくなる曲をすべて収めたカタログはないからです。以前は解決が難しかったこの問題が、2026年には最も簡単に解決できるようになりました。

著者について

Songscription

著者

Songscription

音楽を演奏する人が、演奏する人のために作っています

Songscriptionは、どんな録音も楽譜、MIDI、タブ譜に変換します。この記事を書いているのは、自分たちが欲しかった道具を作っているミュージシャンとエンジニアです。音符には真剣ですが、ダジャレにはもっと真剣です。ときどき滑っても、どうか大目に見てください。

チームについて詳しく見る

同じテーマの記事を読む