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ピアノソロ、ピアノ+ボーカル、リードシートの違いと選び方

同じ曲でも、楽譜にはいくつかの形があります。ピアノソロは両手で曲全体を弾く楽譜、ピアノ+ボーカルはピアノパートの上に歌のメロディーを載せた楽譜です。リードシートにはメロディーとコード記号が書かれています。誰が弾き、誰が歌うかに合わせて選びます。

同じ曲を3種類の楽譜で並べた図。2段のピアノソロ、3段のピアノ+ボーカル、コード記号付きの1段のリードシート

歌わずに1人でピアノを弾いて曲全体を演奏するなら、ピアノソロを選びます。ピアノに合わせてメロディーを歌うなら、ピアノ+ボーカルです。コード記号を見てそれぞれのパートを即興で作るなら、リードシートが合います。楽譜に書かれている情報がそれぞれ違うので、誰と演奏するかに合わせて選びます。

詳しくはリードシートとはも読んでみてください。アンサンブル全体の演奏を2段の譜表にまとめる方法は、ピアノリダクションとはで紹介しています。

ピアノソロの楽譜とは

ピアノソロの楽譜は、1人のピアニストが曲全体を弾けるように、2段の譜表に収めたものです。メロディーはふつう右手の一番上にあり、ハーモニーとベースを両手で分担します。歌い手がいなくても演奏できます。

向いている人: 自宅や発表会で、またはBGMとして1人で曲を弾きたいピアニスト。「ピアノカバー」というと、多くの場合はこの形式を指します。

楽譜に書かれているもの: メロディーをピアノパートに組み込んだ大譜表(ト音記号とヘ音記号の2段)。参考として歌詞が載ることもありますが、歌うためのものではありません。

編曲するときは、ピアノだけで曲全体を表せるようにします。メロディーをオクターブで弾いたり、その下のコードを厚くしたりして、メロディーを少し際立たせることもあります。詳しくはピアノカバーの作り方を読んでみてください。

ピアノ+ボーカルの楽譜とは

ピアノ+ボーカルの楽譜は3段の譜表でできています。上段には歌詞付きのメロディー、下の2段には両手のピアノパートが書かれています。歌い手は上段を、ピアニストは下の2段を読みます。

向いている人: 弾き語りをする人、歌い手の伴奏者、合唱やミュージカルの稽古で弾くピアニスト、ボーカルの先生。

楽譜に書かれているもの: 歌詞付きの歌の譜表と、ピアノの大譜表。ピアノパートは歌を支えるために書かれていて、メロディーを重ねたり、その一部を織り込んだりすることも多くあります。

よく似た形式に、歌のパートを除いたピアノ伴奏があります。歌い手がすでにメロディーを知っているときに使う楽譜です。詳しくは歌い手のためのピアノ伴奏を採譜するをご覧ください。声に合うキーに変えたいときは、声に合うように曲を移調するで方法を紹介しています。

リードシートとは

リードシートは、1段の譜表にメロディーを記し、その上にコード記号を載せた楽譜です。下に歌詞が付くことも多くあります。伴奏は音符で書かれていないので、演奏者がコードを見て自分で作ります。

向いている人: ジャズの演奏者、ライブで演奏するバンド、礼拝の音楽チーム、その場で集まったバンドに楽譜を渡す歌い手。ギタリストもベーシストもピアニストも、同じ楽譜を見ながらそれぞれの弾き方で演奏できます。

楽譜に書かれているもの: 1段の譜表に書かれたメロディーと、その上のCmaj7やG/Bなどのコード記号。歌詞も載っていることが多いです。コンパクトにまとまっていて、1曲が1〜2ページに収まることもよくあります。

リードシートを使うには、コード記号を見てその場でボイシング(コードの音の選び方や重ね方)を決める必要があります。初めての人は、コード記号の読み方から読んでみてください。

3種類の楽譜を比較

ピアノソロピアノ+ボーカルリードシート
譜表2段(大譜表)3段(歌と大譜表)1段
メロディーピアノの右手独立した歌の譜表1段の譜表
ハーモニー両手のパートに音符で書かれているピアノパートに音符で書かれているコード記号のみ
歌詞参考用に載ることもある歌のパートの下ふつうはメロディーの下
演奏する人ピアニスト1人歌い手とピアニスト、または弾き語りをする人コードから即興で演奏するバンドやソロの演奏者
必要な技術両手のピアノパートを読むピアノパートを読み、歌に合わせるその場でコードのボイシングを決める
一般的な長さ数ページ数ページ1〜2ページ

どの楽譜を選ぶ?

歌う人がいるか、即興で演奏したい人がいるかを考えて選びます。

  • 歌い手なしで、ピアニストが1人で弾く: ピアノソロ。
  • 歌い手に合わせて、音符で書かれたピアノパートを弾く: ピアノ+ボーカル。
  • 歌い手はメロディーを知っていて、ピアニストは伴奏だけを弾きたい: ピアノ伴奏。
  • バンドやジャズコンボ、礼拝の音楽チームがコードから即興で演奏する: リードシート。

複数の形式が必要になることもあります。礼拝の音楽を担当する人なら、バンド用にはリードシートを、ピアニスト用にはピアノ+ボーカルの楽譜を使うかもしれません。先生が生徒にピアノソロを渡して曲を覚えてもらい、後からコードのボイシングを練習するためにリードシートを渡すこともあります。

録音からそれぞれの楽譜を作るには

Songscriptionに曲をアップロードするか、YouTube、TikTok、Instagramのリンクを貼り付けます。ブラウザで録音することもできます。曲を用意したら、作りたい形式を選びます。

  • ピアノカバー: 曲をピアノソロにしたものです。元の曲にピアノが入っていなくても作れます。先に難易度を選ぶこともできます。詳しくは1曲を5つの難易度でをご覧ください。ピアノカバーを作るから始められます。
  • ピアノ+ボーカル: 両手のピアノパートの上に、歌のメロディーを独立した譜表で載せます。ピアノ+ボーカルの楽譜を作るから始められます。
  • リードシート: 1段の譜表にメロディーを記し、その上にコード記号を載せます。リードシートを作成から始められます。
  • ピアノ伴奏: ボーカルを除いたピアノパートです。歌い手がメロディーを歌うときに使います。

作成した楽譜はどれもエディターで開きます。音符の修正や歌詞の追加、移調をしてから、PDF、MIDI、MusicXMLで書き出せます。コード記号は自動で検出されます。間違っているように見えるコード記号は報告できます。採譜した楽譜は、練習用に印刷する前に録音と照らし合わせて確認してください。

よくある質問

ピアノソロとピアノ+ボーカルの楽譜はどう違いますか?

ピアノソロは、メロディーを含む曲全体をピアノの2段の譜表に収めた楽譜です。歌い手がいなくてもピアニスト1人で演奏できます。ピアノ+ボーカルの楽譜には、その上に歌のメロディーを記した譜表があり、下のピアノパートで歌を支えます。ピアノがメロディーを重ねて弾く楽譜も多いですが、単独で演奏するためではなく、伴奏として書かれています。

リードシートはどんな人が使いますか?

ジャズの演奏者やライブで演奏するバンド、礼拝の音楽チームなど、コードから伴奏を即興で作る人が使います。リードシートには1段の譜表にメロディーが書かれ、その上にコード記号が付いています。演奏者はコードを見てそれぞれのパートを作ります。コンパクトで自由度がありますが、ボイシング(コードの音の選び方や重ね方)を知っている必要があります。初めての人には、ピアノパートが音符で書かれた楽譜のほうが読みやすいことが多いです。

弾き語りにはどの楽譜が合いますか?

歌うメロディーが独立した譜表に書かれ、その下にピアノパート全体があるピアノ+ボーカルが、多くの場合は合っています。コードから即興で伴奏を作れるなら、リードシートのほうが自由度が高く、ページ数も少なく済みます。歌わずにピアノでメロディーを弾きたいときは、ピアノソロを選びます。

同じ録音から3種類すべての楽譜を作れますか?

はい。Songscriptionでは、1つの録音からピアノカバー(ピアノソロ版)、両手のピアノパートの上に歌のメロディーを載せたピアノ+ボーカル、メロディーとコード記号を記したリードシート、またはボーカルを除いたピアノ伴奏を作れます。どの楽譜もエディターで開くので、修正してからPDF、MIDI、MusicXMLで書き出せます。

曲からピアノ+ボーカルの楽譜やリードシートを作れます。

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音楽を演奏する人が、演奏する人のために作っています

Songscriptionは、どんな録音も楽譜、MIDI、タブ譜に変換します。この記事を書いているのは、自分たちが欲しかった道具を作っているミュージシャンとエンジニアです。音符には真剣ですが、ダジャレにはもっと真剣です。ときどき滑っても、どうか大目に見てください。

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