この記事は音楽の採譜ツールの選び方の一部です。
私たちはSongscriptionを作っているので、この比較には利害関係があります。それでも、Ivoryのほうが向いている用途も含め、できるだけ正直に比べます。実際に試せば、どちらが用途に合うか判断できます。
IvoryとSongscriptionはどちらもAIで録音を楽譜にし、ブラウザで動きます。ピアノのパートを左右の手に分け、コードも表示します。違うのは対応する範囲です。Ivoryが扱う楽器はピアノだけ。Songscriptionはピアノのほか、ギター、ベース、弦楽器、管楽器、ドラム、ボーカルを採譜でき、書き出し形式も1種類多くなっています。
Ivoryの用途はピアノの採譜に絞られています。Songscriptionもピアノを中心にしていますが、ほかの楽器の採譜やアレンジ、難易度の調整にも対応しています。無料プランでは30秒の音源を試せます。
機能を比較
| Songscription | Ivory | |
|---|---|---|
| 利用環境 | ブラウザで動くウェブアプリ | ブラウザで動くウェブアプリ |
| 対応楽器 | ピアノ、ギター、ベース、バイオリン、フルート、トランペット、サックス、ドラム、ボーカル | ピアノのみ |
| 入力方法 | ファイルのアップロード、YouTubeリンク、リアルタイム録音、MIDI | ファイルのアップロード、YouTubeリンク、リアルタイム録音 |
| 書き出し形式 | PDF、MIDI、MusicXML、Guitar Pro | PDF、MIDI、MusicXML |
| 左右の手のパート分けとコード検出 | 両方に対応 | 両方に対応 |
| 採譜以外の機能 | ピアノカバーへのアレンジ、難易度の調整、ピアノロールエディター | ブラウザ内の楽譜エディターとピアノロールエディター |
| 料金 | 無料プランと有料プラン | 無料プランと有料プラン |
Ivoryが得意なところ
Ivoryの強みは、ピアノに特化していることです。録音から楽譜を作るまでの流れはシンプルで、エディターもピアノ向けに作られています。ピアノの楽譜だけが必要なら、使わない楽器の機能にお金を払うこともありません。一方、ほかの楽器の採譜やアレンジ、タブ譜の書き出しには対応していません。
Songscriptionでできること
ピアノの採譜以外にも用途を広げると、違いが見えてきます。
- 複数の楽器を採譜。 ギター、ベース、バイオリン、フルート、トランペット、サックス、ドラム、ボーカルに対応しています。新しい楽器のモデルは今も改良中です。ピアノだけでなくバンドのパートを一つのツールで扱え、どのパートも同じ形式で書き出せます。
- 録音を入力して4形式で書き出し。 MP3のアップロード、YouTubeリンクの貼り付け、リアルタイム録音のいずれかで音源を入力すると、1回の処理でPDF、MIDI、MusicXML、Guitar Proを作成します。Ivoryの対応楽器はピアノのみで、書き出しは3形式です。
- ピアノカバーモード。 ピアノがまったく入っていない曲を入力しても、弾けるピアノ用のアレンジを作れます。音源をそのまま採譜するだけでなく、アレンジする機能です。
- 難易度の調整。 採譜した曲のコードの音を減らし、リズムを簡単にして、生徒のレベルに合わせられます。教える人にも、学ぶ人にも役立ちます。
- 短い音源は無料で採譜。 無料プランでは30秒の音源を採譜できます。課金する前に、さまざまな楽器で試せます。
ピアノの採譜に限れば両者の差は小さく、どちらも採譜した楽譜を編集して仕上げる必要があります。AIでピアノ曲を採譜する方法では、こうしたツールでできるだけきれいな結果を得る手順を紹介しています。音楽の書き出し形式では、Guitar Pro形式が役立つ場面を説明しています。
どちらを選ぶ?
機能の数だけでなく、普段扱う音楽に合わせて選んでください。ピアノだけを採譜し、一つの用途に絞ったツールが好みなら、Ivoryが合います。ピアノ以外も採譜したいとき、ピアノの入っていない曲をピアノ用にアレンジしたいとき、曲を生徒のレベルに合わせたいときは、Songscriptionなら一度のアップロードで対応できます。
どちらも無料プランがあるので、同じ録音を採譜して結果を並べてみると違いが分かります。ピアノの採譜は数分で始められます。
よくある質問
Ivoryとは何ですか?
Ivoryはピアノの録音を楽譜にするAIアプリです。録音、ファイルのアップロード、リンクの貼り付けで音源を入力すると、楽譜、MIDI、MusicXMLを作成します。左右の手のパートを分け、コードも検出します。ピアノに特化した自動採譜ツールで、手入力の楽譜エディターではありません。
ピアノの採譜にはSongscriptionとIvoryのどちらが向いていますか?
どちらもピアノのソロ演奏を精度よく採譜し、左右の手のパートを自動で分け、コードも検出します。クリアに録音されたピアノなら、どちらでも良い結果が得られます。Songscriptionには、原曲にピアノが入っていなくても曲をピアノ用にアレンジするピアノカバーモード、難易度の調整、Guitar Pro形式への書き出しもあります。ピアノだけを採譜するならIvoryはその用途に特化した選択肢です。ピアノ以外の楽器も採譜したいなら、Songscriptionのほうが幅広く対応します。
Ivoryはピアノ以外の楽器も採譜できますか?
Ivoryはピアノに特化しています。左右の手のパート分けからエディターまで、ピアノの採譜用に作られています。Songscriptionもピアノを中心にしていますが、ギター、ベース、バイオリン、フルート、トランペット、サックス、ドラム、ボーカルにも対応しています。新しい楽器のモデルは今も改良中です。ピアノ以外も採譜するなら、対応楽器の幅がSongscriptionを選ぶ主な理由になります。
SongscriptionとIvoryは無料で使えますか?
どちらにも無料プランと有料プランがあります。無料プランでは1回に採譜できる長さに上限があり、有料プランではその上限がなくなり、書き出し形式も増えます。料金と上限は変わるため、最新の内容はそれぞれのサイトで確認してください。Songscriptionの有料プランでは、PDF、MIDI、MusicXML、Guitar Proへの書き出し、より長い音源の採譜、難易度の調整が使えるようになります。