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SongscriptionとTranscribe!(Seventh String)の比較

Transcribe!は録音の再生速度を落とし、耳で音を聴き取るためのツールです。Songscriptionは音を聴き取って楽譜にします。手作業の定番ツールとAIによる採譜を比べます。

SongscriptionとSeventh StringのTranscribe!の比較。自動採譜と、再生速度を落として手作業で採譜する方法

この記事は音楽の採譜ツールの選び方の一部です。

Transcribe!とSongscriptionはどちらも録音から音を聴き取るためのツールですが、使い方は大きく違います。Seventh Stringが作ったTranscribe!は、録音の再生速度を落として耳コピを助けます。Songscriptionは音を自動で聴き取り、楽譜にします。

Songscriptionを作っているのは私たちです。開発元の立場からの比較ですが、Transcribe!のほうが適しているところも含めて率直に比べます。Transcribe!は耳コピにじっくり取り組む人たちに支持されており、ツール選びではその理由も参考になります。

Transcribe!では、ソフトが録音を聴き取りやすくしてくれますが、音符は一つひとつ自分で聴き取り、書きます。Songscriptionではモデルが楽譜を作り、それを自分で編集します。できあがるものも、かかる時間も、作業を通じて身につくものも、この違いによって変わります。

それぞれのツールでできること

SongscriptionはAI採譜ツールです。録音を渡すと、音を聴き取って楽譜にします。MP3、WAV、M4A、MP4をアップロードするか、YouTube、Instagram、TikTokのリンクを貼り付けるか、ブラウザで直接録音します。モデルが音を解析し、編集できる楽譜を作ります。ピアノロールとコード検出もあり、PDF、MIDI、MusicXML、Guitar Pro形式で書き出せます。最も開発が進んでいるのはピアノのモデルです。ギター、ベース、バイオリン、フルート、トランペット、サックス、ドラムにも対応し、ボーカルは実験的な機能として使えます。内蔵エディターではブラウザ上で音符を修正したり、左右の手への割り当てを変えたり、余分な音符を削除したりできます。アプリ内では採譜した楽譜とピアノロールの再生速度を落とせるので、楽譜を見ながらゆっくり再生して練習できます。

30秒のクリップを採譜できる無料プラン、カード不要の14日間の無料トライアル、有料の月額・年額プランがあります。月額プランの1か月分は、Transcribe!の買い切りライセンスを購入するときの金額より安くなります。Transcribe!を何年も使うなら買い切りにも魅力がありますが、採譜を試してみたい人をはじめ、多くの人にとっては、無料プランやトライアル、月額・年額プランのほうが始めやすく、費用も抑えられます。

Transcribe!は耳コピを手助けするツールで、楽譜を自動では作りません。ピッチを変えずに録音の再生速度を落とし、好きな箇所をループして繰り返し聴けます。EQを調整すれば、埋もれたパートも聴き取りやすくなります。スペクトラムとピアノの表示では、その時点で鳴っている音のピッチを推測でき、耳で聴き取る手がかりになります。ただし、音符を譜表に書くのは自分自身です。曲全体の楽譜を書き出すには、自分で音符を入力する必要があります。長く使われてきた、手頃な価格のデスクトップアプリで、複数のOSに対応しています。耳コピにじっくり取り組む人や学生に支持されているのも、この使い方ができるからです。

機能を比べる

SongscriptionTranscribe!
採譜の方法AIによる自動採譜自分で聴き取る手作業
できあがるもの編集できる楽譜。PDF、MIDI、MusicXML、Guitar Pro形式でも書き出せる自分で書いた音符と、練習用の録音再生
誰が採譜するかモデル自分自身
主な利点早く楽譜ができる音を聴き取る力が身につく
再生速度の変更とループ採譜した音の再生速度を落とせる。楽譜を見ながらゆっくり再生して練習できる中心となる機能。ピッチを変えずに元の録音の再生速度を落とせる
料金30秒の採譜ができる無料プラン、カード不要の14日間の無料トライアル、有料の月額・年額プラン買い切りライセンス。購入時の金額はSongscriptionの月額プラン1か月分より高い

速さと耳のトレーニング

2つのツールから選ぶときは、楽譜を得る速さと、音を聴き取る練習のどちらを優先するかが目安になります。Transcribe!は聴き取る力を伸ばすために使います。フレーズの再生速度を落とし、一音ずつ聴き取る作業を重ねると、ツールなしでも音程やボイシング、リズムを聞き分ける力が身につきます。その力をつけたい人にとっては、時間をかけること自体に価値があります。

Transcribe!では元の録音の再生速度を落とすので、楽器本来の音色を聴けます。耳コピにはそのほうがよいと感じる人もいます。Songscriptionでは、採譜した音の再生速度を落とします。ゆっくり再生して練習できるうえ、音符も楽譜に書き出されます。Transcribe!は録音を遅くできますが、音符を譜表に書く作業は自分でします。耳コピの方法と採譜のための耳のトレーニングでは、この練習について詳しく説明しています。

Songscriptionなら、数分で使える楽譜を作れます。曲を覚えたり、編曲したり、練習用の教材を作ったりするために楽譜そのものが必要なら、何時間もかけて耳コピするより、早く楽譜を得たいこともあるでしょう。Songscriptionで下書きを作り、気になるフレーズを自分の耳で確かめる使い方もあります。早く楽譜を得ながら、聴き取る練習もできます。

どちらを選ぶか

聴き取る力をつけたいなら耳コピを、楽譜が必要ならAIによる下書きを選ぶのが一つの目安です。

  • 耳を鍛えたいときや、ソロを深く研究したいときは、Transcribe!を使って自分で聴き取ります。再生速度の変更、ループ、EQは、耳で聴く作業を助けます。
  • すぐに楽譜がほしいときや、白紙から始める代わりに修正できる下書きがほしいときは、Songscriptionで採譜し、必要な形式で書き出します。
  • 教える立場で練習用の教材を手早く作りたいときは、Songscriptionで楽譜を作れます。曲ごとに手作業で採譜しなくても、生徒が練習に使う楽譜を渡せます。
  • AIで下書きを作るときは、その後の確認も予定に入れてください。AI採譜の間違いを直す方法では、どこを聴き、どう修正するかを説明しています。

両方を組み合わせる

まずSongscriptionで下書きを作り、再生速度を落とせるツールで難しい小節を耳で確かめます。聴こえた音がモデルの出力と違うところは、楽譜を直します。自動採譜で時間を短縮しながら、難しい箇所は自分の耳で正確さを確かめられます。再生速度を落として確かめる理由は、ピッチを変えずに音楽の再生速度を落とす方法で説明しています。音楽を遅く再生できるおすすめアプリでは、使えるツールを紹介しています。採譜は音声から楽譜を作るページから始められます。

よくある質問

Transcribe!は楽譜を自動で作りますか?

いいえ。Seventh StringのTranscribe!は手作業を助けるツールで、自動採譜はしません。ピッチを変えずに録音の再生速度を落としたり、一部分をループしたり、EQを調整したりできます。音の周波数を示すスペクトラムと、ピッチを推測して示すピアノの表示も、音を聴き取る手がかりになります。音符は一つひとつ自分で聴き取り、書き留めます。Songscriptionは録音を聴き取り、自動で楽譜を作ります。

耳コピとAIによる採譜はどちらがよいですか?

目的によって選びます。Transcribe!のようなツールを使って耳コピすると、音を聴き取る力がつき、音楽への理解も深まります。SongscriptionのAIを使えば、数分で使える楽譜を作れるので、すぐに楽譜が必要なときに役立ちます。Songscriptionで下書きを作り、難しいところを耳で確かめて直すという、両方を組み合わせた使い方もあります。

Songscriptionは耳のトレーニングの代わりになりますか?

いいえ。Songscriptionは音符を楽譜にしますが、音程やコード、リズムを正確に聴き取る力は、誰かが作った楽譜を読むだけでなく、練習して身につけるものです。Songscriptionはその練習を補えます。下書きがあれば、聴き取った音と具体的に照らし合わせられますし、音符を一つずつ確かめること自体が練習になります。聴き取る力を伸ばしたいなら、Transcribe!のような手作業向けのツールがより適しています。

Transcribe!はどんな用途に向いていますか?

Transcribe!は、曲を深く理解するために録音を耳コピするときに向いています。手頃な価格で複数のOSに対応するデスクトップアプリで、ピッチを変えずに再生速度を落としたり、フレーズをループしたり、EQを調整してパートを聴き取りやすくしたりできます。スペクトラム表示はピッチの推測にも役立ちます。再生速度の変更はTranscribe!だけの機能ではなく、Songscriptionでも採譜した音の再生速度を落とせます。Transcribe!では元の録音の再生速度を落とすのに対し、Songscriptionでは採譜した音の再生速度を落とします。Transcribe!は、耳コピにじっくり取り組む人や、ソロを一音ずつ研究する学生に特に向いています。聴き取る練習よりも、完成した楽譜を早く手に入れたいなら、自動採譜ツールが適しています。

著者について

Songscription

著者

Songscription

音楽を演奏する人が、演奏する人のために作っています

Songscriptionは、どんな録音も楽譜、MIDI、タブ譜に変換します。この記事を書いているのは、自分たちが欲しかった道具を作っているミュージシャンとエンジニアです。音符には真剣ですが、ダジャレにはもっと真剣です。ときどき滑っても、どうか大目に見てください。

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