この記事は、採譜ツールの選び方を紹介するガイドの一部です。
私たちはSongscriptionを作っています。Melody Scannerのほうが合う場面も含めて、できるだけ正直に比べます。どちらが合うかは、実際に試して確かめてください。
Melody ScannerはKlangioの採譜エンジンを使った一般向けアプリで、Songscriptionより長く使われてきました。ウェブ、iOS、Androidで使えます。Songscriptionはウェブで使い、手元の録音を採譜するためのツールです。音声ファイルをアップロードするかYouTubeリンクを貼り付けると、9種類の楽器の楽譜を作れます。1回の採譜結果をPDF、MIDI、MusicXML、Guitar Pro形式で書き出せます。どちらも音声を楽譜にしますが、無料でできることや対応する内容、単音の旋律を超えてどこまで扱えるかに違いがあります。
主な違い
| Songscription | Melody Scanner | |
|---|---|---|
| 対応環境 | ウェブアプリ | ウェブアプリ、iOS、Android |
| 無料での音声アップロード | 対応、長さに制限あり | 有料機能。無料プランはマイクとYouTubeに対応 |
| 楽器 | ピアノ、ギター、ベース、バイオリン、フルート、トランペット、サックス、ドラム、ボーカル | ピアノは複数の音が重なる演奏に対応。ほかは主に単音の旋律向け |
| 書き出し形式 | PDF、MIDI、MusicXML、Guitar Pro | PDF、MIDI、MusicXML |
| 採譜以外の機能 | ピアノカバーへのアレンジ、難易度調整、エディター | 楽譜とピアノロールの編集 |
| 料金 | 無料プランと有料プラン | 無料プランと有料プラン |
Melody Scannerが得意なこと
Melody Scannerの強みは、スマートフォンでの手軽さです。iOSとAndroidのアプリがあるので、ブラウザを開かずにマイクですぐに録音できます。外出先でスマートフォンにメロディーを口ずさんで録音することが多いなら、Melody Scannerが向いています。
Songscriptionが得意なこと
まず違いが表れるのは無料プランです。Melody Scannerでは自分の音声ファイルのアップロードは有料機能でした。Songscriptionでは、長さに制限はあるものの、無料プランでもアップロードできます。支払い前に30秒の音声を試せるので、自分の録音で無料のまま使い心地を確かめられます。
- 音声から4つの形式へ。 MP3をアップロードするかYouTubeリンクを貼り付けると、1回の採譜結果をPDF、MIDI、MusicXML、Guitar Pro形式で書き出せます。Melody Scannerの書き出し形式は3つです。
- 複数の楽器を採譜。 ピアノ、ギター、ベース、バイオリン、フルート、トランペット、サックス、ドラム、ボーカルに対応しています。複数の音を同時に出せる楽器では、音が重なる演奏も採譜できます。どの楽器でも同じ形式で書き出せます。タブ譜を使うなら、Guitar Pro形式で書き出せます。
- ピアノカバーモード。 ピアノが入っていない曲も含め、どんな曲でも弾けるピアノパートにアレンジできます。すでにあるピアノパートを採譜するのとは別の作業です。
- ピアノロールエディターとコード検出。 ピアノロールで間違った音符を修正できます。コードには自動で名前が付きます。
- 難易度調整。 採譜結果を弾く人のレベルに合わせられます。スマートフォンでの録音やメロディーの採譜だけではできないことです。
楽器の種類が精度にどう関わるかは、単音と複数の音が重なる演奏の採譜の違いで詳しく説明しています。AI採譜の精度では、楽器ごとにどんな結果が期待できるかを取り上げています。SongscriptionとKlangioの比較では、Klangioの製品全体とSongscriptionを比べています。
どちらを選ぶ?
スマートフォンを中心に使い、外出先で短いメロディーを録音することが多いなら、モバイルアプリがあり、長く使われてきたMelody Scannerが候補になります。自分の録音ファイルを採譜する人や、複数の楽器を扱う人、採譜とあわせてアレンジや難易度調整をしたい人には、1回のアップロードからより多くの作業ができるSongscriptionが向いています。同じ音声を両方の無料プランで試して、結果を比べてください。ブラウザからすぐに音声を楽譜にすることもできます。
よくある質問
SongscriptionとMelody Scannerのどちらを使えばいいですか?
Klangioのエンジンを使ったMelody Scannerには、スマートフォンのマイクですぐに録音できるiOS・Androidアプリがあります。Songscriptionはウェブで使い、手元の録音を採譜するためのツールです。無料プランでも音声ファイルをアップロードでき、より多くの楽器に対応しています。PDF、MIDI、MusicXMLに加えてGuitar Pro形式でも書き出せます。主にスマートフォンでメロディーを口ずさんで録音するならMelody Scanner、さまざまな楽器の録音ファイルを採譜するならSongscriptionが候補になります。
Melody Scannerに音声ファイルを無料でアップロードできますか?
Melody Scannerでは音声ファイルのアップロードは有料機能で、無料プランではマイク録音とYouTubeからの入力のみで、作れる楽譜の長さにも制限がありました。Songscriptionでは長さに制限はありますが、無料プランでも音声ファイルをアップロードできます。自分の録音をアップロードして支払い前に試したいなら、両方の現在の無料プランを確認してください。条件は変わることがあります。
SongscriptionとMelody Scannerではどちらが多くの楽器を採譜できますか?
どちらもピアノ以外に対応していますが、得意分野が違います。Melody Scannerではピアノのモードの完成度が最も高く、ほかの楽器は主に単音の旋律を扱います。Songscriptionはピアノに加えて、ギター、ベース、バイオリン、フルート、トランペット、サックス、ドラム、ボーカルに対応しています。新しいモデルは現在も改良中です。タブ譜向けにGuitar Pro形式でも書き出せます。複数の音が重なるピアノの採譜はどちらも得意ですが、対応楽器の幅ではSongscriptionが上回ります。
SongscriptionとMelody Scannerではどちらの精度が高いですか?
精度はツールの名前よりも録音の状態に大きく左右されます。音がきれいに録れたソロ演奏なら、どちらでもうまく採譜できます。音が重なったバンドのミックスはどちらにとっても難しく、修正が必要です。精度を一つの数字で表したものは宣伝として受け止めてください。確かめるには、両方の無料プランで自分の録音を採譜し、実際に弾いた内容と結果を比べます。