曲を好きなキーに移調する方法をまとめたガイドの一部です。
カポを使えば、新しいコードを覚えなくても、手早く曲のキーを変えられます。フレットに取り付けるとギター全体のピッチが上がるので、慣れたオープンコードの形が別のキーで鳴ります。バレーコードが多い難しいキーの曲を弾くときや、歌う人に合わせてキーを上げたいときに便利です。
カポでキーが変わる仕組み
カポで弦を押さえると、すべての弦の振動する部分が短くなり、ギターのピッチが上がります。1フレットは半音です。2フレットにカポを付けると、全体が全音、つまり半音2つ分上がります。
左手で押さえるコードの形は変わりません。変わるのは、その形で弾いたときに鳴るキーです。鳴るキーは、コードの形のキーを、カポを付けたフレットの数だけ半音ずつ上げると分かります。たとえば2フレットにカポを付けてCの形のオープンコードを弾くと、Dのキーで鳴ります。同じCの形でも、4フレットにカポを付けるとEで鳴ります。
カポを使うタブ譜を読むときは、カポ付きタブ譜の読み方を参考にしてください。移調とは何かで紹介しているキーの変更と同じですが、カポを使えばコードを一つひとつ書き換えずに済みます。
カポの位置を決める
位置を決めるには、鳴らしたいキーから逆算します。カポなしの0フレットではコードの形そのままのキーで鳴ります。1フレットでは半音、2フレットでは全音、5フレットでは完全4度、7フレットでは完全5度上がります。
たとえばEのキーで鳴らしたいときは、4フレットにカポを付けてCの形で弾くことも、2フレットに付けてDの形で弾くこともできます。どちらもEで鳴りますが、押さえやすさや、ボイシング(コードの音の配置)が高くなったときの響きで選べます。好きな曲のギターコードを調べて、弾きやすい形にしたいときにも同じ考え方が使えます。
カポを使う理由と使いどころ
カポを使うと、慣れたオープンコードの形で弾きながら、曲を高いキーで鳴らせます。バレーコードが多い難しいキーの曲や、歌う人に合わせてキーを変えたいときに役立ちます。歌う人の音域に合わせて全音上げたいなら、2フレットにカポを付ければ、覚えているコードの形のまま弾けます。
カポには限界もあります。開放弦より低い位置には付けられないので、ピッチは上げることしかできません。弦が短くなるとボイシングや音色も変わり、音は明るくなります。カポを使うかどうかは、弾きやすさだけでなく、どんな響きにしたいかで決められます。歌に合わせるときは、声に合わせて曲を移調する方法も参考にしてください。
まず曲のキーを調べる
カポの位置を決めるには、曲の実際のキーを知る必要があります。キーが分からないまま選ぶと、意図したキーで鳴らせないことがあります。Songscriptionで録音を採譜すると、音源から楽譜とコードが作られ、キーを調べられます。
実際のキーが分かったら、そのキーで鳴るフレットとコードの形を選びます。歌う人に合わせたいときは、歌いやすいキーになる組み合わせを選びます。キーを変える方法は、曲を好きなキーに移調するガイドで詳しく紹介しています。
よくある質問
カポを付けると曲のキーはどう変わりますか?
カポで弦を押さえると、すべての弦の振動する部分が短くなり、ギター全体のピッチが上がります。1フレットは半音にあたるので、2フレットにカポを付けると全音上がります。コードの押さえ方は変わりませんが、実際に鳴るキーは、カポを付けたフレットの数だけ半音ずつ上がります。つまり、コードの形のキーから何半音上がるかは、カポを付けたフレットの数で分かります。
カポは何フレットに付ければいいですか?
弾きたいキーとコードの形によって変わります。まず曲の実際のキーを調べ、そのキーで鳴るカポの位置とコードの形を選びます。目安として、カポなしの0フレットではコードの形そのままのキーで鳴ります。1フレットでは半音、2フレットでは全音、5フレットでは完全4度、7フレットでは完全5度上がります。歌に合わせるときは、その声で無理なく歌えるキーになる位置を選びます。
カポで曲のキーを下げられますか?
いいえ。カポを付けると弦が短くなるので、ピッチを上げることしかできません。開放弦より低い位置にはカポを付けられないからです。キーを下げるには、コードの形を変える、ギターのチューニングを下げる、または弾く前に楽譜上で曲を下に移調する必要があります。
カポを付けたときに何のキーで鳴るか、どうすれば分かりますか?
弾いているコードの形のキーを、カポを付けたフレットの数だけ半音ずつ上げます。2フレットにカポを付けてCの形のオープンコードを弾くと、Dのキーで鳴ります。同じCの形でも、4フレットにカポを付けるとEで鳴ります。位置と形を選ぶには、まず曲の実際のキーを知る必要があります。Songscriptionで録音を採譜すれば、曲のキーを調べられます。
今夜弾きたい曲の録音をSongscriptionにアップロードして、音源から曲のキーとコードを調べたら、カポの位置を選べます。
