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即興の賛美をコード譜や楽譜にする方法

賛美の時間に深く心に残るのは、その場で即興の歌が生まれた瞬間だったりします。けれど、その歌の楽譜はありません。即興の賛美や、出版社がまだ楽譜を出していない新曲は、録音から採譜できます。

まだ楽譜のない即興の賛美や新曲を録音から採譜し、コード譜とリードシートにする様子

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その場で生まれた即興の賛美と、出たばかりの新曲には、まだ楽譜がないという共通点があります。その会場で初めて歌われた曲かもしれません。先週の金曜日にリリースされたばかりで、楽譜配信サービスにまだ載っていない曲かもしれません。コード譜とリードシートを確実に用意するには、手元の公式ライブ映像や音源から採譜して、チームに合うキーへ移調します。作業はそれだけで、思うほど時間はかかりません。

SongSelectに曲が見つからないときも、録音をもとにコード譜とリードシートを作り、ボーカルが歌えるキーにすれば、リハーサルまでに正確な楽譜を用意できます。日曜の朝に、推測で書かれたコードに苦労しながら合わせる必要はありません。

演奏したい曲の楽譜が見つからない理由

賛美チームが頼りにする楽譜配信サービスは、発表と登録が済んだ曲を扱っています。CCLI SongSelectでは、膨大な数の曲のコード譜、リードシート、ボーカル用楽譜を探せます。ただし、曲が載るのは著作権者の登録と楽譜の制作が済んでからです。PraiseChartsは主要なアーティストや出版社と協力し、新作を順次追加しています。スタジオ録音のシングルが出てから数週間で掲載されることもよくあります。どちらも、扱っている曲の楽譜を探すには便利ですが、曲の種類と必要になる時期によっては、楽譜が見つかりません。

特に見つかりにくいのが、リリース直後の新曲と、即興で生まれた歌です。Elevation Worship、Bethel Music、UPPERROOM、Maverick Cityなどの新しいシングルは、楽譜が出る何日も前から、日曜日に歌う曲としてあちこちで選ばれます。ライセンスの手続きと楽譜の制作には時間がかかるからです。

即興の歌では、さらに事情が違います。こうしたコミュニティーで愛されている曲の多くは、ライブ中にリーダーが、まだ書き留められていないメロディーを歌い始めたところから生まれました。そのまま独立したシングルにはならず、登録の手続きに進まない歌も少なくありません。そうなると、探せる楽譜自体がありません。

チームがよく取る方法は二つあります。一つは耳コピです。曲は覚えられますが、担当する人は、その週にかなりの時間を割くことになります。聴き取った内容をほかのメンバーに伝えるのも難しい方法です。もう一つは、投稿型サイトでコード譜を探すことです。ただ、有志が採譜したものは、キーが違ったり、つなぎのコードが抜けていたり、単純に間違っていたりします。リハーサルの途中で気づくのは避けたいところです。確実なのは、実際の録音から自分で採譜する方法です。賛美曲全般については、賛美曲のコード譜を用意する方法でも詳しく扱っています。

手元の録音を出発点にする

出版された楽譜がなければ、演奏内容を確かめるよりどころは録音です。即興の賛美なら、公式ライブ映像、教会やアーティストが公開した賛美の時間全体の映像、またはその演奏を録った音源を使います。新しいシングルなら、リリースされたスタジオ音源です。会場の後ろからスマートフォンで撮った短い動画より、公式の音源を選んでください。音が明瞭なほど、その後の採譜も正確になります。

ただ、ライブの賛美では多くの音が重なります。フルバンド、パッド音、ボーカル、会場の大きな響きが一度に鳴るため、どの採譜ツールにとっても難しい音源です。そこで、一つの楽器に絞って聴き取ります。コードや曲の構成は、たいていキーボードかアコースティックギターで分かります。そのパートだけを分離すれば、重なった音をすべて拾おうとするより、ずっと読み取りやすくなります。

バンド全体を楽譜にしたいときは、Multi-Instrumentで各パートを一度に採譜できます。ただし、多くの音が重なった録音では、修正する箇所も増えます。賛美の時間を20分間まるごと処理する必要はありません。即興で歌われたブリッジや新しいサビなど、必要な部分だけに切り詰める方法もあります。

コード譜とリードシートを作る

録音から用意したい楽譜は2種類で、チームの中でも使う人が違います。コード譜は、歌詞の上にコードを載せたものです。ギター、ベース、キーボードの担当者が、曲の流れを追うために使います。リードシートには、それに加えてコードの下の五線にメロディーが書かれています。ボーカルやメロディーを演奏する担当者には、コードだけでなく、メロディーを正確に覚えるための楽譜が必要です。違いを詳しく知りたいときは、リードシートとは何かを参照してください。

採譜専用のツールなら、同じ音源から両方を作れます。音を検出し、コードとキーを判別して、読める形のコード譜と、五線にメロディーを載せたリードシートを作ります。汎用チャットボットにコードを尋ねるのとは、作業の内容も難しさも違います。チャットボットは、それらしく聞こえても実際には演奏されていないコード進行を作ってしまいがちです。

音が多いライブ音源では、採譜結果をそのまま完成版と考えず、完成に近い下書きとして使ってください。録音と照らし合わせて、拾い損ねたところを直します。キーと大半のコードは短時間で正しく拾えるので、作業の大部分はそこで済みます。詳しい手順は、どんな曲でもコードを調べる方法とどんな曲でも楽譜を探す方法でも紹介しています。

歌う人と演奏メンバーに合うキーへ移調する

録音と同じキーが、そのままチームに合うことはあまりありません。ライブ録音では、賛美リーダーが自分の声とその場に合う、とても高いキーを選ぶことがあります。チームのボーカルには高すぎるかもしれません。楽譜を配る前に、歌う人の音域に合い、演奏メンバーも弾きやすいキーへ移調します。弾きやすいキーに移調する方法で扱っている考え方は、賛美にもそのまま使えます。

自分で採譜した楽譜は、編集できないPDFと違って、そのまま変更できます。一つの操作で、コードと五線のメロディーを一緒に新しいキーへ移せます。その版を印刷するか共有して、チーム全員が同じ楽譜を見るようにしてください。

録音から曲を覚えて演奏するための採譜は、こうしたツールが想定している通常の使い方です。一方、チームのために曲を複製したり、楽譜を印刷したりできる範囲は、教会が契約しているCCLI Church Copyright Licenseの条件で決まります。会衆が歌うための複製や、出版された編曲がない曲を独自に編曲することは対象ですが、すべての用途が認められるわけではありません。予定している使い方が対象か分からないときは、ライセンスの条件を確認してください。

賛美の準備でSongscriptionを使う

Songscriptionでは、採譜から移調までを一か所で進められます。ライブ映像のリンクを貼り付けるか、音源をアップロードすると、AIが音を検出します。音符を手入力しなくても、コード譜、五線にメロディーを載せたリードシート、判別されたキーが出力されます。内蔵エディターでは、一つの操作でボーカルに合うキーへ移調できます。ライブのミックスに埋もれて拾えなかったコードを直してから、演奏用の楽譜を書き出します。インストールは不要で、ブラウザーで動きます。週の半ばの賛美の準備にも手軽に使えます。

音が多いライブ音源では、特に役立つ機能が二つあります。一つは、楽器を一つだけ分離する機能です。音が重なった全体から拾う代わりに、キーボードやアコースティックギターだけからコードを読み取れます。賛美の録音では、これが精度を上げるうえで最も効果の大きい方法です。

もう一つは、ピッチを変えずに再生速度を落とす機能です。即興で歌われた速いフレーズを楽譜と照らし合わせるときも、半分の速さで聴けば、元の速さでは聞き逃した音を確かめられます。

無料枠では最大30秒まで採譜できます。即興で生まれたサビを一つ、あるいは新しい短いブリッジを楽譜にして、精度を確かめるには十分な長さです。曲全体が必要なときは、有料プランでフル尺の曲を採譜できます。音源を楽譜にするページに録音を入れれば、リハーサルまで余裕を持って、チームのキーへ移調した正確な楽譜を用意できます。

よくある質問

リリースされたばかりの賛美曲に、まだ楽譜がないのはなぜですか?

CCLI SongSelectやPraiseChartsなどの楽譜配信サービスが扱うのは、発表され、登録された曲だけです。レーベルや出版社によるライセンスの手続きと楽譜の制作には時間がかかり、通常はスタジオ録音のシングルが出てから数週間かけて進みます。ライブ中に即興で生まれた歌は、シングルとしてリリースされないこともあり、その場合は登録の手続き自体が始まりません。楽譜が出るまでは手元の録音だけが頼りなので、その音源から採譜するのが確実な方法です。

賛美チームのために曲を採譜しても、著作権上の問題はありませんか?

録音から曲を覚えて演奏するための採譜は、こうしたツールが想定している通常の使い方です。採譜した楽譜を印刷してどう使えるかは、教会が契約しているCCLI Church Copyright Licenseの条件で決まります。このライセンスは、会衆が歌うための楽曲や歌詞の複製を対象とし、出版された編曲がない曲については独自の編曲を作ることも認めています。ただし、独唱や合唱で演奏するための楽譜の複製や、それ以外の用途までは対象になりません。予定している使い方が対象か分からないときは、印刷して配る前にCCLIでライセンスの条件を確認してください。

ライブの賛美をAIで採譜すると、どのくらい正確ですか?

精度は録音の状態によって変わります。ピアノと歌だけ、あるいはアコースティックな演奏が明瞭に録れている音源なら、フルバンドにパッド音や大きな会場の響きが重なったライブ音源より、ずっと正確に採譜できます。キーボードかアコースティックギターなど、一つの楽器を分離すると読み取りやすくなります。出力された楽譜は、完成に近い下書きとして使ってください。キーと大半のコードは短時間で正しく拾えるので、リハーサル前に録音と照らし合わせ、拾い損ねたところを直します。

ボーカルに合うキーの楽譜にできますか?

はい。採譜すると録音の元のキーが分かり、内蔵エディターでは一つの操作でコード譜とリードシート全体を好きなキーに移調できます。ライブ版のキーが歌う人にとって高すぎるなら、その人の音域に合い、演奏メンバーも弾きやすいキーまで下げます。移調した楽譜を書き出せば、チーム全員で同じ楽譜を見ながら演奏できます。

著者について

Andrew Carlins

著者

Andrew Carlins

Songscription共同創業者・CEO

アンドリューは、弾きたい曲の楽譜が見つからないことにうんざりしていた音楽仲間数人と、スタンフォード大学でSongscriptionを共同創業しました。子どもの頃からピアノとバリトンサクソフォンを演奏し、ミュージカルの舞台にも立っていました。もう何年も舞台には立っていませんが、今も腕は鈍っていないつもりです。録音から音を拾って楽譜にすることについて書いています。

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