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音源を読み込んで五線譜を作るAI楽譜作成ツールなら、Songscription、AnthemScore、Klangio、ScoreCloud、Ivoryが候補です。私たちが開発するSongscriptionは、対応楽器の幅とアプリ内の編集機能で先行しています。ほかのツールには、それぞれ特定の用途に合う強みがあります。Chordifyのようなコード検出ツールや、MuseScoreのような楽譜エディターは別の種類です。
AI楽譜作成ツールという呼び名は、かなり幅広く使われています。同じ呼び名で宣伝されていても、できることは同じではありません。楽譜を作らないものもあります。使い始める前に、何をするツールなのかを確かめておくと選びやすくなります。音源を聴いて音符を書き出すのが、楽譜作成ツールです。Chordifyのようなコード検出ツールは、曲の響きからコードを読み取って表示します。コードを弾きながら曲に合わせるには便利ですが、曲全体の楽譜にはなりません。MuseScoreやFlat.ioのような楽譜エディターでは、音符を手で入力します。音源の読み込みには対応していないので、それだけで録音を楽譜に変えることはできません。
Songscriptionを最初に紹介しているのは、私たち自身が開発しているからです。ただし、他社のツールが優れているところもあります。どれが合うかは、楽器、使う端末、予算によって変わります。順位より、用途に合うかどうかを見てください。
AI楽譜作成ツールとAI採譜ツールの違い
別の記事で紹介しているおすすめのAI採譜ツールとは、かなりの数が共通しています。ただ、二つの呼び名が指す範囲には違いがあります。AI楽譜作成ツールは、印刷したり、読んだり、楽譜エディターに読み込んだりできる五線譜を作ります。AI採譜ツールはもっと広い呼び名です。MIDI、タブ譜、コード譜、音符のデータを出力するツールも含み、その中には五線譜をまったく扱わないものもあります。
印刷する楽譜や、MuseScoreやSibeliusで開くMusicXMLファイルが必要なら、楽譜作成ツールを選びます。MIDIやタブ譜で十分なら、採譜ツール全体から探すほうが選択肢は多くなります。この記事で紹介するツールは、すべて楽譜を作れます。
ツールの比較
| ツール | 対応環境 | 得意なこと | 料金の仕組み |
|---|---|---|---|
| Songscription | ウェブ | 多くの楽器に対応、4形式で書き出し | 30秒まで無料、有料プランあり |
| AnthemScore | デスクトップ | オフラインでのピアノソロや歌のない演奏の採譜 | 買い切り、試用あり |
| Klangio | ウェブ、DAWプラグイン、API | DAWプラグインやAPIとの連携 | サブスクリプション、短いプレビューあり |
| ScoreCloud | デスクトップ、モバイル | その場で歌や演奏を採譜、MIDI入力 | サブスクリプション |
| Ivory | iOS | 和音を含むピアノの採譜に特化 | 上限付きの無料プランあり |
各ツールの特徴
Songscription
Songscriptionはウェブアプリなので、インストールは不要です。MP3、WAV、M4A、MP4、MIDIをアップロードするほか、YouTube、Instagram、TikTokのリンクを貼り付けたり、マイクで直接録音したりできます。一度のアップロードで楽譜を作り、PDF、MIDI、MusicXML、Guitar Pro形式で書き出せます。採譜とあわせてコードも検出します。最も完成度が高いのはピアノです。演奏をそのまま採譜する方法と、ピアノカバーにアレンジする方法があります。ギター、ベース、バイオリン、フルート、トランペット、サックス、ドラムにも対応していますが、こちらは比較的新しい機能です。ボーカルへの対応は試験段階です。
楽器を一つ選ぶと、複数の楽器が混ざった音源から、そのパートを取り出して採譜します。複数楽器モードを選べば、バンドやアンサンブルの録音を一度に採譜し、聴き取った楽器ごとにパートを分けます。対象は鍵盤楽器、ギター、ベースから、弦楽器、金管楽器、木管楽器、シンセ、ボーカル、ドラムまでです。各パートはエディターで一度確認してください。無料プランでは30秒の採譜ができ、有料プランも試せます。PlusとProでは、月ごとに採譜できる合計時間と、1曲あたりの長さが増えます。試すには、音源から楽譜を作るページを開いてください。
AnthemScore
LunaverusのAnthemScoreは、Windows、Mac、Linuxで使えるデスクトップソフトです。端末上で処理するのでオフラインでも使え、ファイルを端末の外へ送ることはありません。この点を重視する人には合っています。サブスクリプションではなく買い切りなので、継続的な支払いも不要です。ピアノソロや歌のない演奏を得意とし、PDF、MusicXML、MIDIで書き出せます。
ギターのタブ譜やドラム譜は作れません。ウェブ版とモバイル版もないので、パソコンが必要です。試用期間は30日間ですが、1曲につき短い区間だけを扱えます。詳しくはSongscriptionとAnthemScoreの比較を参照してください。
Klangio
Klangioは、楽器ごとにアプリを分けています。Piano2Notes、Guitar2Tabs、Drum2Notes、Sing2Notesのほか、Transcription Studio、DAWプラグイン、開発者向けAPIがあります。ウェブとモバイルで使え、PDF、MIDI、MusicXML、Guitar Pro形式で書き出せます。料金はチケット消費型のサブスクリプションで、約20秒の無料プレビューがあります。
楽器ごとに分かれているため、採譜を始める前に音源に合うアプリを選ぶ必要があります。チケット制なので、無制限とうたっていても上限があります。複数の楽器を採譜するなら、楽器を変えるたびにアプリを選ぶ手間がかかります。多くの音が重なる音源では、ほかのツールと同じように修正が必要です。
Klangioを選ぶ理由になるのは、外部との連携です。DAWプラグインなら、作業中のセッション内で採譜できます。APIは、採譜機能を使った製品を開発するときに役立ちます。詳細はSongscriptionとKlangioの比較にまとめています。
ScoreCloud
DoReMIRのScoreCloudはWindowsとMacで動き、連携するモバイルアプリもあります。得意なのは、一つのメロディーをその場で採譜することです。一度に一音ずつ歌ったり演奏したりすると、それに合わせて楽譜が作られます。MIDI入力もうまく扱えるので、鍵盤を弾く人には便利です。
複数の音が重なる音源は苦手です。既存の録音をアップロードした場合も、その場の演奏を採譜するときほどうまく採譜できません。すでに録音があるなら、ここで紹介したほかの多くのツールのほうが、修正しやすい楽譜を作れます。その場で一つのメロディーを採譜したいなら、候補に入ります。SongscriptionとScoreCloudの比較で、さらに詳しく説明しています。
Ivory
Ivoryはピアノに特化したiOSアプリです。和音を含むピアノ音源をMIDI、PDF、MusicXMLに変換します。無料プランもありますが、録音できる長さは短く制限されています。普段からiPhoneやiPadを使い、ピアノだけを採譜するなら、手軽で使いやすい選択肢です。ただし、対応するのはピアノとiOSだけです。デスクトップ版はなく、ほかの楽器も扱えません。SongscriptionとIvoryの比較では、それぞれがどんな用途に合うかを紹介しています。
コード検出ツールと楽譜エディターについて
コード検出ツールや楽譜エディターは、楽譜作成ツールと混同されがちです。Chordifyは曲からコードを検出するツールです。コードを弾きながら合わせるには便利ですが、メロディーとリズムを含む曲全体の楽譜は作りません。詳しくはChordifyとSongscriptionの比較を参照してください。
MuseScoreとFlat.ioは楽譜エディターです。音符の入力や編集には優れていますが、音源の読み込みには対応していないので、録音から楽譜を作ることはできません。音源の採譜には楽譜作成ツールを使い、出力した楽譜をこれらのエディターで編集します。
用途に合わせた選び方
- ブラウザーで使えて、多くの楽器や書き出し形式に対応したものが必要なら、Songscriptionが合います。特にピアノの採譜や、結果をほかのソフトに渡したいときに向いています。
- パソコンでオフラインでも使いたく、サブスクリプションを避けたいなら、AnthemScoreが候補です。タブ譜やドラム譜が不要であることが条件になります。
- DAWプラグインやAPIが必要なら、Klangioが対応しています。
- 一つのメロディーを歌ったり演奏したりして採譜する場合や、MIDIを使う場合は、ScoreCloudが向いています。
- iPhoneでピアノだけを採譜するなら、Ivoryが手軽です。
もっと広く探すなら、おすすめの採譜ソフトとおすすめの無料採譜ソフトにも選択肢をまとめています。鍵盤楽器が中心なら、おすすめのAIピアノ採譜ソフトで絞り込めます。どのツールを選んでも、書き出す前に下書きを修正する時間は見込んでおいてください。
よくある質問
AI楽譜作成ツールとは何ですか?
AI楽譜作成ツールは、音源を聴いて音を割り出し、読んだり書き出したりできる楽譜にします。曲のコードだけを表示するコード検出ツールとは別のものです。音源の読み込みに対応せず、音符を入力して楽譜を作るエディターとも異なります。Chordifyはコードを検出しますが、曲全体の楽譜は作りません。MuseScoreとFlat.ioは楽譜エディターで、音源を楽譜に変える機能はありません。ここで紹介するツールは、精度や対応楽器に違いはあっても、どれも音源を聴いて楽譜を作ります。
AI楽譜作成ツールの精度はどのくらいですか?
精度は音源に大きく左右されます。雑音の少ないピアノソロの録音なら、多くのツールでうまく採譜でき、少し直すだけで読める楽譜になることもよくあります。音が重なるバンド全体の音源はずっと難しく、音数の多いところでは、どのツールも音を取りこぼしたり間違えたりします。AIの出力は完成した楽譜ではなく、下書きとして扱ってください。まず楽譜を作り、エディターで気になるところを直してから、仕上がった楽譜を書き出すのが現実的です。
多くの楽器に対応しているAI楽譜作成ツールはどれですか?
対応楽器はツールの作りによって違います。AnthemScoreはピアノソロや歌のない演奏の採譜を得意としていますが、タブ譜やドラム譜には対応していません。Klangioは楽器ごとにアプリが分かれているので、音源に合うものを選びます。Ivoryはピアノ専用です。Songscriptionは、一度のアップロードでピアノに加え、ギター、ベースなど複数の楽器を扱えます。ただし、最も完成度が高いのはピアノで、新しく対応した楽器については、まだ改善を続けています。Songscriptionの複数楽器モードでは、バンドやアンサンブルの録音を一度に採譜し、聴き取った楽器ごとにパートを分けます。鍵盤楽器、ギター、ベース、弦楽器、金管楽器、木管楽器、シンセ、ボーカル、ドラムに対応しています。音が重なるバンド全体の音源を完璧に採譜できるツールは、まだありません。修正は必要だと考えておいてください。一つのパートをできるだけ正確に採譜したいときは、楽器を一つ選びます。
無料で使えるAI楽譜作成ツールはありますか?
多くのツールで無料なのはプレビューで、曲全体の楽譜ではありません。AnthemScoreには30日間の試用期間がありますが、1曲につき短い区間だけを扱えます。Klangioの無料プレビューは約20秒です。La Touche Musicaleでは約30秒のプレビューの後に、サブスクリプションへの登録を求められます。Songscriptionでは30秒の採譜が無料で、より長い音源を扱える有料プランも試せます。短いフレーズの採譜が中心なら、無料プランで足りることもあります。曲全体の採譜や書き出しには、通常は有料プランが必要です。