チュートリアル採譜Andrew Carlins•読むのに約7分

浮かんだ音楽のアイデアを忘れる前に残すには

覚えておけると思ったリフも、ペンを探しているうちに忘れてしまいます。浮かんだらすぐに録音し、あとで楽譜にする習慣があれば、頭の中のアイデアを消える前に残せます。

忘れる前に音楽のアイデアを残す流れ。短いフレーズを録音し、選んだものを楽譜にします。

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覚えておけると思ったリフも、ペンを探しているうちに忘れてしまいます。あとで思い出せても、最初にいいと思った細かなところが抜けていたりします。音楽をやっていると、こうしてアイデアを失うことは誰にでもあります。忘れる前に残すには、録音までの時間を短くします。

浮かんでから数秒のうちに録音し、残すフレーズはあとで選びます。選んだものを楽譜にしておけば、せっかくのアイデアをまた失わずに済みます。音声を楽譜に変える操作に入る前に、まずはすぐに録音する習慣をつけます。

音質より、すぐに録ることを優先します

きれいに録ろうとして静かな部屋を探し、録音レベルを合わせているうちに、浮かんだフレーズは薄れていきます。その場では、ピッチとリズムが曖昧になる前に残します。多少粗い録音でも、十分に役立ちます。

口元を両手で囲んでハミングし、スマホのボイスメモに録るだけでもかまいません。いちばん近くにある録音機に向かって、短いフレーズを弾くだけでも残せます。頭に浮かんだ音をそのまま記録できていれば、あとで音質を整えたり、録り直したりできます。楽譜にして残すときも、Songscriptionにはきれいに録った演奏も、ラフなハミングも使えます。録音しなかったアイデアは、あとから取り戻せません。

録音する方法をいくつか用意しておきます

道具をそろえている間に、浮かんだアイデアを忘れてしまうこともあります。その場にあるものですぐに録れるよう、方法をいくつか用意しておきます。どれを使うかは、いる場所や、歌って浮かんだのか弾いて浮かんだのかで変わります。

普段は、いつも持ち歩いているスマホのボイスメモが便利です。ハミングや歌でメロディーを残すときも、楽器にスマホを近づけて録るときも使えます。すでにパソコンの前で楽器を弾いているなら、Songscription内のマイク録音を使えます。ブラウザーで直接録音するので、そのまま同じ場所で採譜に進めます。

アイデアを音にする方法は、主に歌うか、短く弾くかの二つです。歌えば、楽器を用意せずに頭の中の音をそのまま録音できます。楽器で弾くと、あとで聴き返すときにピッチが分かりやすくなります。道具を一つに決めるより、近くのものを迷わず使って録音する習慣をつけます。

聴き返して、残すアイデアを選びます

浮かんだものをすべて録っていくと、短いフレーズがたくさんたまります。その大半は曲にならなくてもかまいません。録る前に良し悪しを考え始めると、いいアイデアまで理由をつけて捨ててしまいます。判断は録音したあとに回します。

1日や1週間ほど置いてから、改めて聴いてみてください。順に再生して、それでも惹かれるフレーズを選びます。ほかの録音は、そのまま置いておいても削除してもかまいません。あとで選ぶ時間を取れば、たまったボイスメモを曲作りに使える素材として整理できます。浮かんだ瞬間は、録音だけで済みます。

残したいフレーズを楽譜にします

録音しておけばアイデアは残りますが、音声のままでは読み取ったり、直したり、続きを作ったりしにくいものです。残したいフレーズが決まったら、楽譜にします。

Songscriptionは、この作業のために作られました。録音をアップロードすると、編集できる楽譜とピアノロールができあがります。MP3、WAV、M4A、MP4のどれでも使えます。コード検出では、ハミングしたハーモニーも拾えます。

変換の具体的な手順は、ボイスメモを楽譜にする方法で紹介しています。鍵盤での即興演奏を残した場合は、ピアノの即興演奏を楽譜にする方法で、曲にまとめていく流れを確認できます。

大がかりな作業にせず、普段の習慣にします

浮かんだ瞬間にすることが少ないので、この方法は続けやすくなります。録音ボタンを押してアイデアを残したら、元の作業に戻れます。聴き返して選ぶのも、楽譜にするのも、あとで時間があるときでかまいません。

作曲をするなら、この繰り返しを普段の曲作りに組み込めます。作曲のアイデアをすばやく残す方法と作曲でAI採譜を使う方法では、すぐに録る習慣を通じて、実際に使える素材をためていく流れを紹介しています。その中でSongscriptionを使うのは、選んだフレーズを曲作りに使える楽譜にする段階です。

よくある質問

音楽のアイデアをいちばん速く残すには?

すぐに録音してください。スマホのボイスメモでも、サイトのマイク録音でも、近くの録音機に向かって弾く方法でもかまいません。記憶が曖昧になる前にピッチとリズムをそのまま残せるので、手で書き留めるより速く記録できます。頭の中でアイデアがはっきりしている最初の数秒で、録音ボタンを押す習慣をつけます。

アイデアは書き留めるべきですか? 録音だけで十分ですか?

まず録音して、楽譜にするのはあとにします。浮かんだその瞬間に書き留めようとすると時間がかかり、ペンを探しているうちに忘れてしまいます。録音なら、その場で正確に残せます。使いたいフレーズが音声で残っていれば、ゆっくり向き合う時間ができたときに採譜できます。

録音したアイデアから、残すものをどう選びますか?

浮かんだときは良し悪しを決めず、すべて録音します。少し時間を置いてから聴き直すと、残したいものを選べます。聴き直したときに、大半を使う気にならなくてもかまいません。1日後や1週間後にも惹かれるフレーズが、楽譜にして曲作りにつなげたいアイデアです。

著者について

Andrew Carlins

著者

Andrew Carlins

Songscription共同創業者・CEO

アンドリューは、弾きたい曲の楽譜が見つからないことにうんざりしていた音楽仲間数人と、スタンフォード大学でSongscriptionを共同創業しました。子どもの頃からピアノとバリトンサクソフォンを演奏し、ミュージカルの舞台にも立っていました。もう何年も舞台には立っていませんが、今も腕は鈍っていないつもりです。録音から音を拾って楽譜にすることについて書いています。

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